60話 大量の生贄
街の中を探していくも全く人の気配を感じず、神隠しにあってしまったのかと考え始めたころ、母親がとある物を見つけた。
「このマークは何なの?」
「ここって中央広場だよね。中央にマーク、何かきな臭い」
司書さんはマークを隅から隅まで見るととあることを言った。
「これは五芒星だね、でもどうして五芒星が書かれているんだろ~?何か儀式をしていたのかな?」
「儀式……確かに儀式が余裕でできそうなサイズだね。大規模転移魔法で街の人たちをどこかに飛ばしたのか?」
私たちは地面に五芒星が書かれていることに気が付き、街の人たちに何かに巻き込まれた事に感づいた。
「どうします~?」
「大規模転移魔法は発動に時間がかかる、そして移動距離はかけた時間によって変化する。ここを出たのは3時間前、街の人たちを捕らえ、五芒星を書くまでで1時間、発動準備で1時間……遠くに行ってないはずだ」
「つまり追うって事ね、分かったよ母親」
「魔力の残響が残ってるからそれを辿っていけば何とか転移した先を見つけられる。ステラは知ってるよね?」
「魔力の残響……魔法を使ったときに空気中に残る魔力だよね?」
「そうだ、今すぐ行くぞ」
私たちは馬車に戻り、先生に次の目標を言った。
「先生、街の人が全員居ない。魔力の残響を追って!」
「分かった、魔力の残響を追って行くぞ!」
私たちは馬車に乗り込み、魔力の残響を手繰って街の人が飛んだ場所に向かっていった。
(でもどうして街の人を攫ったんだろう?魔王を復活させようと生贄を大量に仕入れてるのか?)
「そう言えばその子の名前、わかるの?」
「いや、ステラは知ってると思ってたんだけどな……ねぇ、あなたの名前は何なの?」
「魔王様には教えていいかも、私はエンデ」
「エンデか、よろしくね」
「はい!魔王様!」
「……私が魔王なんだけどな」
未だ母親が魔王だと信じ切っていないエンデは私の隣に座った。
「ここで魔力の残響が下に潜ってるな……ぶち抜くか」
先生はそう言って馬車を降りた。
「先生!?」
「魔力を貯めてる……まさか!」
「はああぁああああ!!!」
先生は炎のレーザーをぶっぱなし、地面を焦がしながら穴を開けていった。
「よしっ、ここから徒歩で行くぞ!」
「なんだかすごい出力のビームだった……」
「あれは火の魔法と風の魔法、あと光の魔法を最大出力でぶっぱなしたからこうなったってわけか、最近の魔法は凄くなってるんだな」
こうして私たちは魔族を信仰する奴らのアジトに攻め込むことにしたのだった。だが先生のあのビームは私のプリズムのビームよりかは火力はだいぶ無いように見えたのだった。
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