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ヴェリテトゥルー大学校で私は輝くステラになる(平日8時20分、休日9時20分更新!)  作者: 猫こんた


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58話 この世にはない本

司書さんは奥の部屋に入りこみ紙切れと同じ本を探しに行ったのだった。そして戻ってきたが手には紙切れ一枚しかなかった。


「すいません、この紙きれの元の本が見つからなかったです」

「大学校なのに見つからないということがあるのか……だとしたらもうこの世にはその本が無いかもしれないな」

「魔王の言っている事が正しいかもな、しかしどうして今になって焚書の切れ端が出てきたんだ?」


焚書されたはずの本の紙切れが今になって学校の地下から出てきたとなるとこれは大事になりそうな予感がしていた。


(焚書されたってことはこの紙きれの本当の力って強大だったのか?それに平和を脅かすほどに危険なのか?)


召喚した奴は未だ背後にスタンバイしていて私を守ろうとしていた。司書さんに召喚した奴について聞いてみることにした。


「司書さん、私の後ろにいる奴って一体なんですか?声を出さないですし生きてるのかすら怪しいんですよ」

「確かに生きてるか怪しいね~」


そう言って司書さんは召喚した奴を隅から隅まで見ていった。


「私は見たことのない生物を観察するのが好きなんですよ、でもこれはさすがに本に載ってなかった気がしますね~」

「司書さんってエルフですもんね、そりゃ数百年や数千年生きてますよね」

「そうだよ~大先輩だから敬え~」

(確かにエルフの特徴がある、耳がとんがってたりしてるね。でもこれだけ綺麗に肌を手入れしているのと胸があるのだったらかなりの人を好きになってそうだ……)


すると後ろから学生が司書さんに飛びかかってきた。


「司書さぁん~僕を抱いてください~」


司書さんは振り向き、学生を避け、そして学生は地面に激しく激突した。


「あらあら~いたずらはお断りですよ~」


そう言って学生の背中をかかとでグリグリと押し込んでいる。むごい。


「それでこの紙きれは何処で手に入れたの?」

(ここで地下の事を言っていいのか?こういうことは先生の目を見るしかないか)


私は先生を見た、すると先生は話し始めた。


「別にこの人は内通者じゃないから大丈夫だ。それよりも周りの目が多くなってきたな……あと少しか」


すると非公開図書館にチャイムが鳴り響き、学生は各々教室に戻っていった。


「授業開始のチャイムか……」

「そうだ、これは午後からの授業のチャイム、先生はエリカに頼んでいるから多分大丈夫だ。ちなみにステラは出席停止にしてくれと頼んでいる」

「なら欠席扱いにならないんですね」

「ああ、それに今日の授業は2対1の格闘訓練だったからぼっちになる奴が居るからな」


そして先生は学生が全員帰ったと認識すると話し始めた。


「実はこの学校の地下にとある少女が培養されていた、今は魔王の宿泊場所で保護してもらっている」

「地下に空間があったのね~私も知らなかったよ~」

「そうだ、それでステラは今魔王を復活させようとする連中に追われている。だがここには魔王がいる、次に行う事、それは魔王とステラを連れ去ることだと思っている」


先生はそう言うと司書さんがふとこんなことを言った。


「だとしたらその少女、危なくないか?」

「危なくない?どういうこと?」

「ここの校長は魔族を信仰する人たちと繋がってたんでしょ?校長が少女を培養していたとなると信仰する人たちはその少女を必要としているってことだよね」

「そう考えることが出来るな……」


母親は何か感付いた。そして私たちにこういった。


「今すぐ戻らないと、あの子が危ない!」


母親が急いで図書館を出ようとしたが私が止めた。


「そんなに急いでどうしたんだ?」

「今すぐ行かないと連れ去られるのよ!?だったら一秒でも早く行かないと!」

「そんなことは分かっている、だけど戦力はここにいっぱいいるじゃないのよ」


そして私たちが居ると伝えた。


「ならついてきて、相手の戦力はまだわかってないから私でもどうなるか分からないって思ってた」

「分かった、魔王は道案内を頼む。ステラと司書さんは馬車に乗り込んで急ぐぞ!」


先生はそう言って私たちに指示を飛ばした。


「了解、なら今すぐ馬車に乗り込むぞ!」

「私もですか~?」


こうして司書さんを馬車に連れていくと先生が馬を動かした。


「魔王!道案内を頼む!」

「分かったぞ~」


こうして私は母親の宿泊場所に全速力で向かうことになり、これからとんでもないことに巻き込まれて行くのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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