55話 肉塊
私たちは地下に急いで向かった、すると母親が危惧したことが現実に起こっていた。
「気持ちが悪い……」
地下の空間に言葉にできないほどの異様さを見に纏った肉塊だった。
「数年前にも見たなこの肉塊……もしかして魔族を信仰する奴らがここに?」
「校長は奴らの仲間でした、つまりここは奴らのアジトと言ってもいいだろう」
そう言って母親と先生は戦闘態勢に入った。
(なんだか二人の後ろ姿を見てると頼りがいがあるなぁ)
私も攻撃しようとしていたが母親はそれを止めた。
「よせ、こいつらは半端な攻撃をしたらそのままの威力で反射をしてくるぞ!」
「うぐっ……」
(もし私が全力で攻撃をしても反射されれば死……無理に手を出せないか!)
すると謎の女の子が急に走り出し、そして広いスペースに着くと魔法陣が地面に現れた。
「危ないぞ!」
先生が謎の女の子の後ろにいた肉塊を蹴り飛ばした。
「この魔法陣は!!」
先生は謎の女の子が出した謎の魔法陣について何か知っているようだ。
「みんな!この地下の空間から逃げろ!!!今から出てくる存在を絶対に目をするな!」
「えっ!?」
その声に母親がいち早く反応し、私を抱えて階段を駆け上がっていった。
「うおおお!!!何か知ってる気がするけどやべぇええ!!!」
「なんだなんだ!?」
後ろからはこの世ならざる者があげる咆哮が聞こえてきていた。
「もう顕現したのか!?」
「先生!後ろの奴は一体何なの!?」
「詳しい文献は無い、だが奴を目にしたものは魂が抜け永遠の牢獄に囚われるんだ!」
「しかしあの女の子の正体はなんだ?」
「知らない、だがこれを培養していた校長はとんでもないゲスだな」
こうして私たちは地下から脱出し、化け物の咆哮が聞こえなくなるまで待ったのだった。
(これは数時間、地下の階段を覗けないな……)
私たちは謎の女の子が戻ってくるまで待ったのだった。
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