52話 地下の空間
サバニャがふにゃふにゃになってから数時間後、先生が部屋に尋ねてきた。
「ステラ、少しだけ用事があるんだけど」
「どうしました?」
「ちょっと私の後をついてきてほしい」
「いいですけど、何かあったんですか?」
私はまだふにゃふにゃになったサバニャを横目に先生の後をついて行った。すると怪しい雰囲気の階段に案内された。
「校長を〆た時に出てきた鍵をどこかに使えないかなって探したら人目につかない場所の鍵だったんだ」
「校長を〆た時って……まぁ母親が〆てたね」
そして施錠されたドアを先生は開けた、その奥に広がっていた空間、それは大きなカプセルの中にとある少女が漂いながら眠っていた。
「趣味が悪いな」
「校長はどうしてこの場所を隠したかったのか、今から探すぞ」
先生は閉鎖された空間の中に手がかりがないかどうか探した。
「どうして私をここに?」
「それを聞くか。まずあなたは母が魔王、つまりどう使おうともリスクがある。だが味方にしたら頼りがいのある仲間になる、そう言う事だ」
先生は私を仲間に入れたいようだった。
「へぇ、そうなんだ」
私は歩き出して周りに何かないか探し始めた。
「でも先生が探している何かを探してみるのもアリかもしれないな」
「ありがとうな」
(さて、真正面にあるカプセルは一体何だろうか)
私は目の前にあるカプセルに対して魔力を見始めた。
(中にある液体、それに魔力が微かに流れている。つまり目の前の少女は魔力の供給が途切れると息絶えるのか?)
それに少女の体はなんだか綺麗で可憐だった。
「先生、なんだか少女の周りを蔽ってる液体、微かに魔力があるんですけど」
「そうだな……何だろうか?」
そして私と先生はカプセルの中にいる少女はいったい誰なのか、これから分かっていくのだった。
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