44話 饅頭大量
夕方、私たちは船に乗って街を離れる際にお土産として饅頭を9箱買ったのだ。
「ステラ……いくら何でも饅頭買いすぎだと思うが!?」
「そう?私からしてみれば当然だと思うんだけど」
「その箱に入ってる饅頭って確か64個だよね、なら今持ってる饅頭の量は」
「576個だね」
「どうしてそんなに買ったのよ!?」
「美味しかったから、ちなみに先生の分もある」
「一応私がお願いして買ってもらっている。どうせ友達の教師にお土産無いのかと言われるからな……」
ラゴニアは外を見ながら街の全貌を見ていた。そしてサバニャとイラストリア、あとケリーは船の甲板で鬼ごっこをしていた。
「じゃ、動き出すよ~」
船が動き出すと城からマリーさんが手を振ってくれていた。
(手を振り返すか)
私は城に向けて手を振り返した。そして私はみんなに饅頭を配っていった。
「これはサバニャの分、これはケリーの分だね」
「ありがとご主人!」
サバニャは饅頭を持って景色がよく見える場所で食べ始めた。
「スイさん、ここに饅頭を置いておきますね。連れの人の分も置いておきますから」
「セラフィスの分もありがとね」
「大丈夫ですよ、そういえばセラフィスっていったい誰なんですか?」
「神だよ。いい方のね」
「神……へぇ」
「まぁ……神はどこからでも見てるって言うね。下を見て?」
私はスイさんに言われた通りに下を見ると床を突き破っているセラフィスが居た。
「……何やってるの!?!?」
セラフィスは横から伸ばしてきた触手で饅頭が入った箱を持って逃げようとしていたが開けた穴が小さかったのか箱を地面に打ちつけるだけだった。
「床ぶっ壊れてますけどどうするんですか!?」
「セラフィスが直すよ、多分」
「多分って!?」
そして船上がにぎわい始め、みんなで饅頭を食べ始めた。
「こうして並びながら饅頭を食べる、いいね」
「そうだね~」
こうして並んで食べ物が食べれる日が続けばいいなと感じたのだった。そして学校が見えてくると私たちは降りる準備をしたのだった。
「さて、みんな降りる準備をするぞ」
「はーい」
船は学校の入り口に泊まり、先生は饅頭が入った箱を2箱持って降りたのだった。
(疲れたなぁ……でもマオは一体何処に行ったんだ?)
学校に入ろうとした瞬間、明らかに尋常じゃない物音が聞こえてきた。
「キャー!」
物音の中には悲鳴が聞こえてきていた。
「先生、これって一体何が?」
「ちょっと寮で待ってて」
先生が今の状況について調べ始め、私たちは静かに寮に帰っていったのだった。だがここから私を困らせる出来事が起こるのだった。
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