43話 発展した街
街にでた私たちは最初に饅頭を買いに店に出向いて行ったのだった。
「どうもー今日も頑張ってるね~」
「今日も絶好調だよ、それで横に居るのは客人かい?」
「そうだね、マオの心をぶっ壊した張本人だね」
金を払って饅頭を買った私たちは店先で食べた。
(もちっとしてるしあんこがとても美味しい!!!)
「この饅頭美味しいな、学校で食べれないな」
「確かに学校にない食感ですね、もしかして校長に言って仕入れてもらうんですか?」
「試してみようかな」
さらっとスイさんは饅頭を一箱に詰めて持って帰ろうとしていた。
(スイさんもこの饅頭が好きなんだ、まったくこの饅頭はいったい何をぶち込んでるんだ???)
「マリーさん、この饅頭って何が入ってるんですか?」
「ん?薄力粉と砂糖とベーキングパウダーと」
「いや材料から言うの!?」
「だって何が入ってるのかって聞かれたから」
「聞き方が間違ってた。何か特別な物、入ってないの?」
「愛しさと切なさと心強さが入ってる」
するとスイさんはそのワードに反応した。
「それ涼子です」
(スイさんとマリーさんって仲がいいんだなぁ~)
饅頭を食べ歩きしながら街を歩いていると子供たちがマリーさんを囲んだ。
「あらあら、まだ紙芝居の日じゃないよ」
「遊んで―!」
「今日は遊べないんだ、明日でいい?」
「わーい!」
子供たちは喜んでどこかに行った。
「マリーさんって子供に好かれるんですか?」
「まぁね、あの子たちは私が吸血鬼って知ってるけど興味津々で近寄ってくるんだよね。かわいいよ」
「へぇ……」
そして私たちは街の中を観光していったのだった。そしてそれと同時期にマオは村に居たのだった。
(確かこの家だっけな、合鍵はあるし入るか)
マオは私の家の鍵を開け、中に入っていった。
「元気か?ジャック」
私のお父さんの本名はジャック・ソフィア、マオはお父さんの名前を言った。
「その声はマオ……か」
お父さんは震える足を抑えながら立ち上がった、だがマオはお父さんを支えた。
「大丈夫、人間はすぐ老いるから介護が必要なんだよね」
「ああ、魔族は長生きだな……先に俺が逝くだろう。そうなったらステラをよろしく頼むよ」
「それでステラは今何をしてるの?」
「ヴェリテトゥルー大学校で学んでいる、俺の知っている学校で一番の成績だ」
「そうなのね、私に似たかな」
そしてマオは私の家で少しだけお父さんと一緒に居たのだった。そしてどうして家にずっといなかったのか言っていた。
「ステラには本当にひどい事をしたな。家に居らず、仕事を優先していたことでこんなことになるとは」
「マオの分までステラに愛情を注いだから大丈夫だと思うが……キレられたのか?」
「子供にあんなことを言われたからもう立ち直れないと思ったよ」
「一度ヴェリテトゥルー大学校に行ってみるといいかもな、謝りたいのならな」
「そうだな、一度だけでいいから謝るか」
そしてマオは私に謝ろうと学校に行くと決めたのだった。
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