39話 魔王の姿を探して
非公開図書館に着いた私たちは記憶のプリズムであの光景を映しだした。
「おおっ、まるであの時の光景を外から見てるようだ」
「それで魔王っていう人はどの人なの?」
私はスイさんに魔王は誰かと聞いた。
「この人だ、まぁ私たちに紛れてるから分からないのは当然だね」
スイさんがさした人物、それは金髪でスレンダーな体系の人だった。だが表情から余裕があるように見えた。
「この人が魔王……なんだか色気のある服装だな」
「そりゃ魔王だもん、変な嗜好を持っててもおかしくないもん」
「この人と私話してみたんだけど、連絡取れる?」
私は魔王と話してみたいと思っていたのだった。
「連絡は出来るけど時間を確保できるかわからんよ?」
「それでもいいんだ、一度確かめたいことがあるから」
そう、私の出生の事について魔王に聞きに行きたいのだ。疑問から確信に変えるために確かめに行きたいのだ。
「確かめたいことか、いいだろう。先生方もいいよね?連れて行っても」
「……いや、私がついて行くよ」
先生はそう言って私の肩を掴んだ。
「まぁ一人や二人増えたとて問題は無いね」
「あっ。エリカ、特殊選抜学科の臨時担任を頼む」
「ベルン、提案なんだけどね~特殊選抜学科の学生を連れていくのもアリだと思うけど。それにベルンがいない間に連れ去られるかもしれない。連れていく方が安心だろう」
「そうか、少々の旅行になるな」
「じゃ、準備をして学校の前に集合して。馬車は用意してある」
こうして各々準備し始め、私はみんなに声をかけていき遠征の準備をし始めたのだった。
(かばんはこの大きい物に詰めようか)
私は着替えを大きいかばんに入れていき、そして準備万端になると学校の前に向かった。
(先生は校長にこの事を言いに行ってる、長期の遠征だと申請が必要なんだっけ)
そしてみんなが来るまで馬車の中で待ったのだった。スイさんは馬車の前でみんなを待っているのだった。
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