37話 リーチの長さ
「まず槍は斬ることが出来るんだけど最大の武器は突きなんだよね~だから最初は突く練習をしようか~」
「はい、ですがなんだか刃先から紫の斬撃が出てるんですけど、何か知ってますか?」
「それはベルンが教えてくれるからね~」
先生は横に目をやった、するとそこに居たのは先生だった。
「なぁエリカ、ステラは私の生徒なんだけど」
「いいじゃないのよベルン、あなたは魔法を主軸の戦闘スタイルだからこういった槍は扱わないでしょ?」
「そうだけどさ……なんだか複雑だ」
「それで先生、私の槍の刃先から紫の何かが出てるんですけど、これって何ですか?」
すると先生はこう答えた。
「カカシを斬る時にも出ていた、恐らくだが斬撃波の類だろう。その槍に魔力を流せば流すほど馴染んで凄い斬撃波を出せるかもな」
「だってさ~」
エリカ先生そう言って私の体を掴んだ。
「それでね~槍って言うのは相手の装備と装備の隙間を狙って突き刺すのが主な戦い方なんだよ~」
「そうなんですね、エリカ先生はこの間合いってどうやって見極めてるんですか?」
「長年の経験が大半だね、よく敵を観てたら大抵は分かるんだ」
そう言ってエリカ先生は私を目の前のカカシに向けて集中させた。
「ほら、どんどんと間合いが分かってくるぞ」
「私は全く間合いが見えないんですけど」
「最初は見えなくてもいい、だけどどんどんと見えていくものだよ~」
エリカ先生が私の体を動かしてくれて槍の動き方を体験させてくれた。
「槍は足が大事なんだよね~タップダンスを踊るように動けばある程度は戦えるよ~」
「めっちゃモフモフしてる……」
「ちょっとベルン~いやーん」
「先生も私みたいにベルン先生の髪の毛に埋もれたくなるのね」
「あらまぁ~」
私はエリカ先生みたいな動きをトレースしてみた。
「おっ、いいね~」
「いい匂いだぁ~」
「ベルンは入れてあげません!」
エリカ先生は髪の毛をぶんぶんと振っていたが先生はがっしりと髪の毛にしがみついていたのだった。
「後は練習するのみだね~」
「練習……がんばってみます!」
私は必死に槍を構えてカカシに向かって刺突を繰り返していった、その後ろで髪の毛に入りたいという先生とそれを阻止するエリカ先生が攻防戦を繰り返していたのだった。そして腕が痺れ始めたと思い休憩をとるのだった。
「長く槍を持ってたから腕が疲れちゃった」
「後から慣れてくるからね~」
エリカ先生は私の腕をほぐしてくれていた。
「それでエリカ先生は後ろに居る先生と関係性は何ですか?」
するとエリカ先生が関係性を話した。
「ベルンは同僚で友達だよ」
「そうだよステラ、私には友達いたぞ」
「そうだったんですか……てっきりぼっちなのかと」
「あはは~ベルンは学生にそう思われてるんだ~面白~」
「何なのよー!もー!」
こうして和気あいあいとした会話があり、休憩を続けたのだった。
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