34話 疑から確へ
少し歩くと好戦的なスライムが襲ってきた。
「わわっ、飛んできた」
「これって倒していいのよね?」
「ああ、いいぞ」
私はスライムが飛びつこうとしてきた時にアッパーを食らわせて破裂させた。
「こういうスライムは魔法すら使わないんだよね」
「おお~ご主人すげ~」
サバニャは自慢の爪で飛びかかってくるスライムを切り刻み、イラストリアは無理でスライムをシバいてケリーは弓でちまちまとスライムを射貫いている。その時気が付いたがラゴニアの姿が見当たらなかった。
(あれ、ラゴニアは何処に行ったんだ?)
周りを見渡してもラゴニアの姿が無かった。
「先生、ラゴニアは何処に?」
「確かにいなくなってるな、サバニャ探してくれるか?」
「うい」
サバニャが周りを探知していった、するとサバニャは森を指さした。
「あっちにドラゴンがいる気がする!」
「分かった、ステラついてきてくれるか」
「分かりました」
「サバニャはイラストリアとケリーと一緒に居てくれ、連れ去られると面倒だからな」
「うい」
私と先生は森に向かい、ラゴニアを探した。
「ステラ、あなたに教えるけど魔力を見るとは心を見ると言う事だ、心の奥底から何かを見るんだ」
「心の奥底ですか……」
私は心の奥底で目の前を見た、するとあたりが黒くなっていき青色の光が見え始めた。
「見えるか、青く光る魔力を」
「凄いですよこれ」
「ああ、私もこの視界で辺りを見てる、ちょうどそこに魔力が溜まっているだろう。そこに行く」
私たちは魔力が溜まっている場所に向かうとラゴニアと仮面をかぶった男がいた。
「おーい、何私のクラスメイトを虐めてるの?」
私は拳に魔力を溜め、奴を殴った。
「どこまでも飛んでけー!!!」
「ぐおおおお」
奴は分かりやすい論理で上空にぶっ飛んでいった。
「ステラ……そいつから話を聞きたかったんだがな……仕方ないか」
「えっ、そうなんですか!?」
「仕方ないか、ほらラゴニア起きろ」
ラゴニアは私の本気パンチを見て固まっていた。
「ラゴニア、どうしたの?」
私はショックを受けたラゴニアを見た、すると何やら小言を言っているようで私はその小言を聞いた。
「ワンパンだ……私にはそんな力ないぞ」
「まぁまぁ、ラゴニアはラゴニアの強さがあるんだよ」
そして私たちはサバニャたちの元に帰り、実習を続けていったのだった。そして帰る時に先生の顔を見たら何かを確信した顔をしていたのだった。




