33話 警戒
数分会話を受け流してもクビエトは全然離れる気が無いように見えた。
(どうしてそばから離れないんだ……!)
するとクビエトは気になる文章が目に入ると私の体にぴったりと近づき私に教え始めた。
(急に近づいてくるのか……きもいな)
「やめてください、私はただ一人でこれを見たいだけなんです」
「そうか、教えてほしくないのか?」
「全然教えてほしくない、とても気持ちが悪い」
クビエトは私から離れてどこかに行った。
(一体クビエトは何をしに来たんだ……?)
私は魔族を信仰する人間についての本を読み続けていったのだった。そしてある程度の事が分かると司書に本を返した。
「ありがと、ここに書かれてる内容をすべて頭に叩き込んだ」
「そうか」
そして私は寮に帰っていったのだった、そして午後からは学校の外での戦闘実習があるのだ。
(外に行く準備をしないとな、水筒とノートをカバンに入れてっと)
集合場所に向かうとみんなが先生を待っていた。
「ご主人~」
「サバニャは相変わらずだね」
「そだね~それでご主人はカバン持ってるの?」
「水筒とノート持ってきてるんだけど……みんなは何を持ってるの?」
ラゴニアはリンゴと水筒を持っていてイラストリアとケリーは水筒だけ持ってきているようだった。
(先生は少しだけ用事が溜まってるのかな)
数分後、先生が走ってきたのだった。
「遅れた、では外に出て戦闘実習をするぞ」
「はーい」
(まぁ私は戦闘実習する意味あるのかな)
外に出ていき周りにはポツポツとスライムが跋扈していた。
「普通の場所なら魔物がこんな風に跋扈している、強くならないのなら放置でいいのだが稀に襲ってくる奴がいる、そんなことがあると想定して動こう」
「分かりました」
私たちはあたりを歩き回り喧嘩を売ってくる魔物が現れるまで待ったのだった。その時先生は周りを警戒している様子だった。
(そんな警戒しなくてもいいのにどうしたんだろう?)
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