31話 電撃バチチ
「ステラ、もし生き残るんだったらどっちだと思う?」
先生がそう言うと私は即答した。
「先生でしょ、私さえいなければこんなことにならなかったんだし」
「そうなんだがな……私からしてみれば絶対ステラを生きて帰さないといけないんだ、だって先生だもん」
「そうですか、なら私と先生、両方生きて帰らないとですね」
私はそう言って浮かび上がると全体の様子を見た。
(確かに周りから人が来ている、このまま馬車を走らせても馬をやられたら詰み。なら今ここで全員を始末する!)
私はあたり一帯を電撃で巻き込む魔法を唱え始めた。
(この魔法は地上に居たらまず唱えれなかった、だが今ならできる!)
先生は私を見てアンチサンダーシールドを展開して攻撃を喰らわないようにしていた。
「はぁあっ!」
魔法を発動すると私を中心に大きな魔法陣が見えてきて下の地面に電撃が穿った。
(先生は大丈夫そう、周りにいる敵は電撃で倒れてる、今がチャンスだな)
「先生!今すぐ馬車に乗って!」
「分かった!」
先生が馬車に乗り込むと私は力を抜いて馬車に落ちていった。
「ナイスキャッチ」
先生は私が馬車に乗り込むところを見て馬を走らせていった。
「ありがと先生」
「揺れるから気を付けろよ」
こうして私と先生は敵地から離脱していった、だが魔族を信仰している人たちはエラストを返すつもりが無かった。それにエラストは奴らに捕まったことが分かったのだった。
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