30話 本格的な前線
翌日、私は先生に連れられて馬車に乗った。
「さて、これは授業でも訓練でもない、実戦だ。自らの命は自らで守れ」
「分かりました、けどこれって校長先生の耳に入らないですよね」
「ああ、言ってあるから大丈夫だ」
(そこは用意周到なんだね、よかった)
そして馬車が動き出すと私は自身と向き合った。
(しかしここまで用意周到とは何か裏があるのか?)
変身魔法をかけている疑惑があり、私は先生を調べた。
(変身魔法をかけてないのか、どうしたものか)
そして揺れる馬車の中で座るのを数時間ぐらい経ったのだろうか、とある草原に着いた。
「ステラ、体内の魔力濃度を七色の光が出る直前まで高めておいてくれ」
「分かりました」
私はリミッターギリギリで魔力濃度を高めていった、そして外から声が聞こえてきた。
「お前が要求していたのはステラだったよな」
「ああ、そうだ。お前はもう用済みだ」
私は気になって外をちらっと見た、すると先生の目の前に剣を構えた人がいた。
(どうして先生に向かって剣を構えてるんだ?)
その行動を見るや否や私は無意識で魔力濃度を最大まで上げて奴に向けてビームを放った。
「おっと、もうばれたか」
先生は黙ってこっちを見ていたが私は奴が敵だと分かっていた。
「先生、こいつは私がやっつけますので」
「私はエラストを奪還する」
先生は腰に提げてあるダガーナイフを手に取って奥の馬車に向かって走っていった。
「もうその力に目覚めているのか、もう復活は近いのか」
「うるさい、あなたが求めてるのは分からないけどさ、好きにはさせないよ」
再び私は奴に向けてビームを撃った、だが奴は軽やかにビームをかわした。
「なるほど、もうすでに出来ていたのか!!」
私の体が宙に浮かび、どんどんと高度を上げていった。
(私の体が浮いている……自由に動ける)
私は奴に向けて四方八方からレーザーを放っていった。
「これこそ我々が求めてる主だ!!!」
「うるさい!」
私は極太レーザーを奴に向けて放ち、奴はレーザーに飲まれていった。
「ああ……わが主様……」
私は奴が消し炭になったのを見て先生の元に向かった。
「先生、奴は塵になりました」
「そうか、だがこの状況はだいぶまずいと思わないか」
先生が馬車の入り口の布をめくった、するとそこにあったのは藁人形だった。
「ステラ、周りの魔力を感じ取れるか」
「やってみますね」
私は空気中に漂う魔力を感じ取ってみた、すると四方八方から何かが近寄ってくる感じがしてきた。
「周りから何かが来ます」
「なるほど、今私とステラは敵の手のひらで転がされてたらしいな」
どうやら敵の策略にはまっていたようだ。そして私と先生はどうかこの状況を切り抜けるにはどうしたらいいのか話し合った。
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