27話 魔力のかたち
翌日、昨日の触手パニックで部屋の壁がベトベトになっている部屋でわたしは掃除をしていた。
(どうして片付けをしなきゃならないのよ……)
魔法でベトベトを落としているがまだまだベトベトしている。
「ここか!?」
ドアが急に開くとさすまたを持った人たちが部屋を突撃してきた。
「どうしました?」
「どういう事なんだ!?」
何故か勝手に彼らは驚いていた。
「何か困ったことでもありました?」
「いや……そう言えばここに反応があったはずだ」
「反応って何の反応ですか?」
私は魔力濃度を高め、眉から七色の光を出した。
「ひっ……」
この騒ぎに先生が駆けつけてきた。
「お前たち!何をやってるんだ!?」
「あっ、アインツベルン先生!」
先生は私の前に立つとこういった。
「お前たち!学生にもそれを向けるのか!?」
「ですがアインツベルン先生!そいつは明らかに学生の魔力ではない!」
先生は私の目をよく見てこういった。
「ステラはステラだ、魔力の形が変わっても体の形が変わってもステラだ」
「先生、これってどういうことなの?」
「学校の防衛システムには魔力を検知していち早く侵入者を発見することがあるんだ。それで恐らくステラの魔力が侵入者として判断されたんだろうな」
「そうかなぁ?」
「ああ、ステラは短い時間で爆発的な成長をしただろう、システムだそれに追いつかなかったんだ」
そう言うと先生は彼らに帰れと命じた。
「帰れ、お前たちはもういい」
「は……はい」
そして私と先生が部屋に二人きりになると先生は静かに部屋を出ていった。
(でもなんだか先生がすぐに飛んでくるって頼もしいなぁ)
そして私は掃除を続けたのだった。そして掃除が終わったら中庭に出てみようかなと思っていた。
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