25話 コンプレックス
私は目的地に着き、席に着いた。
(さてと、今日は何の本を読もうかな)
私は公開図書館にいた、周りには一般の人たちがいる中私に向けられる目線は尊敬だった。
(周りの人たちは私の事を尊敬した目で見ていそうだなぁ)
私は一つの本を取り出し、読み始めた。
(確かこの本は童話だったよな、どんな感じなんだろう)
本を読み進めるとふととあることに気が付いた。
(この本を読んでると魔法を思いついてきたな)
今すぐにでも魔法を使いたいが人が多い今は駄目だ。
「ありがと、楽しかったよ」
読み終わった本を司書さんに渡し、私は学校の中庭に歩いて行った。
(そういえばあの貴族、甘やかされて育ったのかなぁ。可哀そうだな)
私は公開図書館に向かう途中で絡んできた貴族について考えていた。私のお父さんは元々は貴族で母親と結婚したことによって没落したと言っていた。でもお父さんは周りの目を気にするより私の事を考えていたのだ。
(お父さんのおかげで私は腐らずに育った、のか)
すると何処からかあの貴族の声が聞こえてきた。
「あら?どうしましたの?」
「お前の事を考えていた、甘やかされて過ごしたんだなと」
「いえ?甘やかされて育ってませんよ?」
「どうせおやつにマカロンとかを食べてたんだろ」
そう言うと貴族はギクリと体を一瞬こわばらせた。
「別に食べてませんよ?」
「そっかぁ~私は干し肉のスープを毎日飲んでたな」
「庶民じゃあないですの?」
「ならどうして私はここにどうしているかだよね?」
「それは特別選抜学科は入学に必要な金が無料ですものね?」
「そうだ、だがそこに入れなかった場合は金を払う気満々だったけど?」
「ならあなたは何処で金を手に入れたのよ」
「お父さんが出してくれたんだ。一応お父さんは貴族だったんだけど結婚したから没落したってね」
その事を貴族に言うと急に親しくなった。
「なら貴族二世として、ふるまいましょうか」
「いや結構だ。私はそういう人を尻に敷くようなことはしたくないんだ」
私は立ち上がり、寮に帰っていった。
「ええっ……」
例の貴族は私に振られ固まっていたのだった。
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