24話 誇り高い貴族
私はこっそりと部屋を出て教室の棟に出ていった。
(やっぱり授業がある日だから生徒が廊下で談話しているな~)
私は廊下を歩いていると甲高い声をあげてる人がいた。
「ほっほっほー!」
(なんだか喧しい奴がいるな……でも無関係だし関わらないでおこ)
私は喧しい奴の横をすっと通り抜けようとしていた、だがそれは問屋が卸さなかった。
「あれぇ?ここに特別選抜学科がいますわよ?」
私は構わず通り抜けようとしたが奴らのファンが私を取り囲んだ。
「何よ、あなた方にちょっかいを出したわけではないのにどうして進路妨害をするんだ?」
「あなたの肩書が気に食わないのよ、何が特別選抜学科なのよ」
「校長直々で言い渡された肩書だ、魔法学科のあんたに言われる筋合いは無いんだけど」
そう、今目の前にいる奴らは魔法学科所属、つまり何の取り柄もない奴らの集まりだ。ただ魔法に関してはエキスパートだ。
(なるほどな、拘束魔法に攻撃力弱体化魔法に魔法攻撃力弱体化魔法か……意地でも逃がしたくないんだな)
力が抜けていく中、奴はこういった。
「ほら、言いなさいよ。私は特別選抜学科に至る学力が足りませんでしたと」
(なるほどな、こいつは特別選抜学科に入りたかったのか、負け惜しみってわけか)
催眠魔法がかけられそうになるが私には効かなかった。
「ハッ、そんな負け惜しみだな!だから特別選抜学科に入れなかったんだよ!」
「なんですって……?」
奴は私に向かって衝撃波の魔法を食らわせてきた。
「わっっちょっと」
私は吹き飛びながら地面に着地した。
「どうせお前は平民風情だ、わたくしのような貴族に淘汰されるんだよ!}
(へぇ……全然貴族っぽくない口調だな、笑いものだ)
「お前の親は夜の街で喘ぎながら仕事をしてるんだろうな!」
その時、私は無意識に魔力濃度を高めていた。
「今……なんつった!!!!」
攻撃力弱体化魔法や魔法攻撃力弱体化魔法がどんどんと無効化していき、私は通常の力になった。
「あれ……攻撃力弱体化魔法が効かないぞ!?」
「私も!!」
私は槍を手にすると貴族らしき人に向かって歩いて行った。
「何なのよ急に……」
私は無言で奴の首の横に槍を突き刺した。
「ヒッ!?」
「私のお父さんを悪く言うな……」
そして魔力濃度を下げ、目的地に向かって歩き出した。
「何なのよあれぇ……」
例の貴族は私には向かおうと思うことは無くなった。
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