21話 開花
サバニャを撫で続けていると外から物音が聞こえてきた。
(なんだか外がうるさいなぁ……)
「ご主人?」
「何だか外がうるさいね、ちょっと見てくるよ」
私は外の様子を見に行った、するとそこに広がっていたのはみんなが血を流して倒れている光景だった。
「……あ……ああ」
目の前の光景に私は固まっていった。すると後ろから何かに刺された。
「うっ……」
何かが体の中に入ると私の体が熱くなっていった。
(なにこれ……体が熱くなっていく……)
後ろから声が聞こえてきた。
「すべては我が主君のために」
「き……貴様ァア!!!」
私は炎魔法を奴に打った。
「うっ……」
(あれ、魔法が使える……アンチマジックシールドが機能していないのか?)
先生が来ない、恐らく奴らに殺されたのか?
(体の熱が引いた……のか?)
さっきまであった体の熱が引いて行き、すっと体が軽くなったような気がした。
(今なら何でもできそうだ)
「おおっ、我が主君よ!」
「……死ね」
私はまず目の前にいる奴の心臓を拳で貫いた。
「ゴハッ……」
(力が今までよりついてる……一体この力はなんだ?)
物音に気が付いた奴の仲間がどんどんと集まってきていた。
「数十人か、かかってこい。死ぬにはとっても良い日だ」
私の手にはいつの間にか槍が握られていた。
(奴らは私に見惚れている、今の内だな)
私は槍を奴らの急所である心臓を一突きにした。そしてまとめて奴らは絶命した。
「……フン」
私は槍に刺さっている死骸を投げ捨て消滅させた。
(新たな力を手に入れたんだ……これで……ん?)
足元に何かがすり寄るような感覚があった。
「ご主人……ご主人~」
「……ふん」
私は天井を破壊し、飛んで上空から学校全体を見た。
(数十人でこの学校を破滅させたのか……)
「死した魂よ、今世に戻り給え」
私は無意識にその言葉を言い放っていた。すると学園を光のドームが包み、活力が取り戻していったのだった。
「……良かったな」
アンチマジックシールドが展開され、私はサバニャの元に戻った。
「ご主人なんだか違う雰囲気」
「そう?私からしてみれば力が強まった気がするんだ」
「なら私を撫でて~」
サバニャは私にすり寄ってきた、そしてラゴニアやイラストリアたちが立ち上がり、私の姿に驚いていた。
「ステラ……その姿はいったいなんだ?」
「ん?どうした?」
「眉から七色の光が出てるぞ……」
「えっ、そうなの?」
私は体内の魔力濃度を抑えた、するといつものの体の感覚に戻ったのだった。
「あっ、七色の光が消えた」
「魔力の光だったのかな……」
すると先生は私たちの場所に入ってきた。
「みんな大丈夫だったかってウギャァアアア!?!?」
「どうした?」
「ステラの服が血で汚れてるよぉぉおお!」
私は着ている服を見た、すると服が血で濡れていてなんだか美しかった。
「血で濡れてるね、それがどうしたの?」
「ちょっとこっちに来て!!!」
先生は私の手首を掴み、どこかの部屋に連れていった。
「ねぇ、正直に答えてほしいんだ。その血はどうしたの?」
「驚かないでくださいよ」
私は体内の魔力濃度を高めていった、すると槍と共に眉から七色の光が出てきた。
「それはいったいなんだ?」
「分からない、だけど襲ってきた奴に何かを注射され、そしてこの力に目覚めたんだ」
「そうか、戻っていいぞ」
「いいんですか?」
「ああ、ここからは私の仕事かなって思って」
そして私は部屋を追い出され、この後はどうしようかなと考えていったのだった。
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