151話 監視者
鍛錬を終えたが私の姿を見る人影はいまだ健在だった。
(こうして見られているとなんだか不快だな……近づけば逃げる、だとしたら影を無くすしかないよな)
「ええい、燃えてしまってもいい!」
私は頭上に炎の柱の魔法を出した。影が消え、人影の姿がはっきり見えた。
「今だぁ!!!」
私は人影に向かって飛びかかった。当然影を無くした人影は逃げる術を失い、私に押し倒された。
「あなたは一体何なの?どういう理由で私を見てたの?」
「……」
私は人影の返事を待った、だがいくら待っても声を話さなかった。
「ねぇ、一体あなたは誰なの?」
「……」
私は気味悪くなり、寮に帰ることにした。
「もう私の事を見ないで」
私は寮に帰り、さっきの人影は一体何なのか考えていた。
(実体はあった。そもそも生きてることすら疑問だったけど生きてそうだよな……)
「影を使って移動する、だとしたら夜になると窓や排水溝にいるのか」
暗闇を使って移動するのならなかなか厄介な奴だと思っていた。そして私は非公開図書館に向かい、司書さんにこの事を伝えた。
「へぇ、影を使って移動する人物ね……聞いたことはないけど本に書いてあるかもしれないね。探してあげる」
「ありがとうございます」
「それに影を使って移動するのならすぐそこに居るかもしれないね」
司書さんは影になっているところを指さした。
「いざとなったら助けてあげるから」
「分かってますよ……」
そして私と司書さんは影を移動する奴についての本があるか探し始めたのだった。そしてあの人影は私たちに害を及ぼす奴だと分かるのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




