149話 素早い戦い
数時間後、私はラゴニアに訓練場に連れていかれていたのだった。
「ラゴニア、どうして私をここに?」
「少し戦いたいんだ、体がなまらないようにね」
「別にいいんだけどさ……怪我しても知らないよ」
「ああ、怪我をしても問題はない」
早速ラゴニアは私の目の前に飛んできた。さすがにこの速さに私は思いっきり体をのけぞった。
「あぶねぇ!?」
「避けるのね、でも次がある」
ラゴニアは一瞬で切り返して私に向かって突撃してきた。私は魔力の糸と段階的加速を併用した。
「やっ!」
魔力の糸を木に巻きつけ、私は勢いよく飛び上がった。
「それは一体なんだ!?」
「さっき出来たんだよ~」
私は空に飛びあがり、ラゴニアに向かって糸を伸ばした。
「こんなこともできちゃう」
「何だこれ頑丈すぎるだろ!?」
ラゴニアは糸を解こうとしていた、だが私は糸を一気に引っ張ってラゴニアを叩きつけた。
「うげっ!」
「どう?降参しないの?」
「降参だ……だが新しい事を見せてくるのは予想外だったぞ」
「でしょ?」
「凄いなぁ……もう一度勝負してくれ」
「わかったわかった。回復魔法をかけてからね」
こうして私とラゴニアは二人で鍛錬を重ね、お互いの弱点を共有しながら鍛錬を続けていった。
「ラゴニアはやっぱり敵に突っ込む癖があるね」
「ステラは先の事を読みすぎていて今の状況をおろそかにするからな」
「こうしてみるとお互い欠点あるのね」
「ああ、ステラに欠点があるとは思わなかった」
そして私とラゴニアはお互いに支えながら寮に帰っていった。そしてこの光景を見ていた第三者は私に接触するのだった。
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