14話 ドS
場が収まり、私たちはその場を後にした。
「しかしイラストリアの口調、なんだかドSっぽかったけど」
「そ……そう?」
(いつものイラストリアに戻ってる……まぁこっちの方がスタイル的に似合ってるんだけどさ……なんだか物足りないんだよな)
そして先生は再び監視することにし、そして私たちは話をしていた。
「そう言えばラゴニアとエラストは何処に行ったんでしょうか~?」
ケリーがそう言った。
(確かにこの街に来た以来見ていないなぁ、どうしたんだろう)
「探してみる~」
サバニャが周りを探知していき、周りを歩き回った。
「上に居るよ」
「上?」
私たちは上を見た、そこに居たのはラゴニアがドラゴンに化けていて別のドラゴンと戦いを仕掛けていた。
(全く、ラゴニアは凄いバーサーカーだなぁ)
「凄い戦いなのだ」
上空でドラゴン同士の戦いが繰り広げられている中、私たちはエラストを探していった。
(エラストは一体何処に居るんだ?)
「いない……エラストがいないよ!」
「何だと!?」
サバニャは地面に伏せたりジャンプしたりしていたが探知にエラストは引っかからなかった。
「どうして探知に引っかからなかったんだ?」
「わからない、でもこのあたりにはいないのだ」
(先生はまだエラストが居なくなったということは知らなさそうだ、どうする?)
先生に言いに行くか、それか私たちだけで動くかと考えているとサバニャが汗をかき始めた。
「ちょっと待ってなのだ、凄い人の大群が来るのだ!」
「人の大群って一体なんだよ!?」
すると路地やらいろいろな場所から黒いローブを纏った人が出てきて私たちを包囲してきた。
(一体どういう事なんだ?この人たちはいったいなんだ?)
私は黒いローブの人の顔を見ようとした、だがその顔には見覚えがあった。
「ッッ!!!!」
(こいつらは……七年前、非公開図書館を襲った肉塊だ!!!)
私は体内の魔力濃度を一瞬で高め、七色の結晶を出した。
「ご主人!?」
「こいつらは敵だ!戦うぞ!」
七色の結晶が光りだし、七つの光が黒いローブの体を貫いた。
(しかしここは街中だ、一般人を巻き込む可能性があるか)
七つの結晶の光で先生は異変に気が付き、私たちの方向に飛んできた。
「先生が来るぞ!」
先生は私たちの方に飛んでくると周りの状況を見ていった。
「なるほど、7年前のヤツか」
先生は黒ローブの群れの中にいる一人を布で捕まえ、そいつを振り回して黒ローブの群れを潰していった。
「すごい……一瞬で壊滅させた」
「先生を舐めるんじゃあないよ」
先生は私たちを一旦安全な場所に連れていった、その時にエラストがどこかに行ったと伝えたのだった。
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