147話 食品の気持ち
私たちは山から下山し、暖かい場所に居た。
「冷凍庫から出してきた食品ってこんな感じなのかぁ……」
「とりあえず貸した服返してね~」
「はいはい、暖かかったですよ」
「全く、山登りを舐めてたツケが来たおかげで自然の脅威について知れたでしょ?」
「はい……私でも歯が立たなかったです」
「実際私も寒かった。だけど出来る限りの対策はしていた」
先生は服を脱いだ。
「まず温かい服、そして魔力を体中に纏うことによって保温性能を確保する。そこからは気合だ」
「結局気合ってのがベルンだよね」
「そうだ。何かと気合は重宝する」
(気合ですべて何とかなると思ってそうだなぁ)
そして学校に戻ってくると私と先生は別れた。
(とりあえず朝から疲れることをしたな……部屋で休憩してるか)
私は寮に戻り、体の疲労を取ろうとしたのだった。
(椅子に座ってるだけでも疲労は回復するものだ、魔力で遊んでおくか)
私は机にもたれかかると魔力で半透明の糸を出した。
(魔力の使い方はうまく行ってる、ラゴニアはまだこんな芸当出来ないから人を選ぶのかな)
「あやとりできちゃうな……」
私は魔力の糸であやとりを行っていた。ふと意識をそらせば糸が切れそうなぐらいに集中力がいるのだ。
「これを使って何かできないものなのだろうか?」
(永遠に実体化できれば実用性はある、何か方法は無いのだろうか?)
私はそう考えながら非公開図書館に向かった。
「司書さん……ここで寝てたんだ」
「んあ……?もう朝なの?」
司書さんは唾液をたらしながら机で眠っていた。
「朝ですよ~」
「……はっ」
「少し聞きたいことがあってきました」
「そ……そうか。何を聞きたいんだ?」
「魔力の糸を作れたんだけどこれを永遠に実体化できる魔法はある?」
「あると思う、探してみたら?」
私は魔力の糸を実体化させる本を探すことにしたのだった。そしてこの糸が私の戦い方を増やすことになるのだった。
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