146話 肌寒い山
翌日、深夜に先生が部屋に入ってきて私を起こしてきた。
「先生……今何時ですか?」
「多分深夜ぐらいだと思う、それでどうして起こしたと思う?」
「どうしてですか……?」
「昨日登山しようと言ったでしょ?今から行くよ」
「……この近くに山なんてあったのかなぁ」
私はみんなが起きないように着替え、外に出た。
「よし、エリカもいるし出発するか」
「こんな服装だけど……そんな寒いの?」
「山を舐めたら本気で死ぬかもよ」
「そう?」
暗い草原の中、ランタン一つの灯りだけで歩いていた。そして目の前に大きな起伏のある山が現れた。
「ここだね、近くにある山」
「何だか大きそうだなぁ」
「そりゃ大きいよ。山なんだし」
「それじゃ、登り始めるかぁ~」
私たちは山に登り始めるとどんどん肌寒くなってきた。
「いいかステラ、山登りで死ぬ原因のトップスリーは分かるか?」
「まず外傷、心臓突然死、そして寒冷障害だ。だから私とエリカは厚着をしているんだ」
「だからか……うぅ~」
私は肌寒い風にさらされていた。
「でも魔法で温かくなるからいいんだけど……ひぃ~」
「寒さを舐めたらだめだぞ」
「身に沁みましたぁ~」
そして山登りを続けていくと雪が足元についた。
「雪が……」
「それだけ上の方に来たという事だ。頑張っていくぞ」
流石に魔法でも寒さをごまかせなくなり、少しずつ体が震え始めた。
「うぅ~なんだか寒いなぁ~」
「だから言ったでしょ?山登りで死ぬ原因のトップスリーと」
「まぁまぁ、私は服を何重に着てるからね、一つや二つ着せるよ」
私はエリカ先生が脱いだ服を着た、寒さは若干抑えられたがまだまだ震えそうだった。そしてどんどんと気温が下がっていき、それと同時に山頂に辿り着いた。
「ここが山頂なのかな」
「そうだね~」
「寒いぃ~」
「多分あと少ししたら見えるはずだ、そこまで耐えるんだ」
そして数分経つと東の方向から太陽が昇り始めた。
「おぉ~」
「綺麗だな」
「美しいねぇ~ベルン」
私たちはこの光景を見るためにこの山に登ったのだった。
「少し休憩してから山を下りて学校に戻ろうか」
「分かった……寒いぃ」
こうして私たちは圧巻の景色を見たのだった。そして休憩をしてから学校に戻るのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




