144話 3人で登山
エリカ先生は先生にプライベートの話をしだした。
「ねぇベルン、ここに閉じこもってないでさ、どこか山にでも登りに行こうよ」
「どうして?山なんて凶暴な動物がいるかもしれないんだよ?」
「凶暴な動物なんてベルンだとイチコロでしょ?」
先生は頭を掻きながら照れていた。
「まぁそうだけどさ……」
すると先生は私を捕まえた。
「先生、一体何をするんですか?」
「ちょうどこのステラが居るんだ、2人ではなく3人で行こうじゃないか」
「いいねぇ~」
「もしかして山登りに付き合われちゃうの?」
「そうだぞステラ、良かったなぁ~山登りで鍛えられるなんて」
私は先生に無理やり山登りに連れていかれることになるのだった。もちろん拒否権はどこにも存在しないようだ。
(どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ~あ~あ)
「それでベルン、ステラがトップを務めてるあの組織、一体どこに行くんだろうな」
「さぁな、だがそのかじ取りはステラ一人でとっているわけだ」
「もしかして魔族を信仰する集団のトップの事を言ってるんですか?」
「そうだ、物事のかじ取り大変だろう?」
先生は私がトップを務めている魔族を信仰する集団の事を言っているようだった。
「いや別に苦労はしていませんよ。幹部の人が私の代わりに人をまとめてくれているので」
「そうか……」
「ちなみに先生が助けた人がその幹部の人ですよ、先生」
「あらぁ~」
「嘘だろ!?あれがステラが代表の組織の人なのかよ!?貸しを作ってしまったぞぉ!?」
「お疲れ、ベルン」
その時グラウンドが急に爆ぜた。
「また2年か3年がグラウンドの中央で爆発魔法を使ってるなぁ……ちょっと行ってくる」
「ベルンって忙しいのね」
「ああ、こう見えて校長補佐だからな……注意しなければならないんだ」
先生は屋上から飛び降り、爆発魔法を使った上級生の元に飛んでいった。
「全くベルンってのは忙しいの権化だなぁ」
「先生……休んでるのかな」
私は先生が休んでいる姿を見たことが無く、いつ休んでいるのか気になったのだった。
「そう言えば先生っていつ休んでるんですか?」
「私かい?私は授業が無いときに休んでるな」
「いやアインツベルン先生の事です……」
「んー、ベルンがいつ休んでるのか……私も見たことないな」
どうやらエリカ先生も先生が休んでいる姿を見ていないようだ。
「ねぇねぇ、もしよかったらベルンが休んでるところを激写しない?」
「それって大丈夫なのかな……?」
「大丈夫だと思う。うん」
こうして私とエリカ先生はどうにかして休憩をしている先生の姿を激写することにしたのだった。だが先生はとんでもない業務をこなしていることに気が付くのだった。
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