141話 いたずらは続く……
文化祭が終わり、私たちはリネンとリネンの姉が帰るのを見ていた。
「それじゃ、また迷惑をかけたら来るから」
「またねぇ~」
「もうこの学校に迷惑をかけるんじゃないぞ~」
そしてリネンたちがこの学校を離れると私たちは息を吐いた。
「はぁ、これで一件落着かな」
「先生、とにかく今は安心ですね」
「そうだな……心労がずっしりとのしかかってたよ~」
こうして大きなイベントが終わり、学生や先生たちはつかの間の休息期に入ったのだった。
(ここから授業が無くなる、つまりここからは学生や先生が各々自由に過ごせる期間だ。先生をけいこに連れまわそうかなぁ)
私は先生を巻き込んで他の先生たちと稽古をしようかなと考えていた。そんなろくでもない事を考えているとラゴニアが部屋に入ってきた。
「ステラ、考え事をしてたのか?」
「ええ、先生たちに稽古をつけてもらおうとね」
「ステラはほんとずっと鍛錬をしていたいと思うのな。私はそのハングリー精神好きだぞ」
「へへっ」
その時ラゴニアは急に私の腕を掴んだ。
「ほらこっちに来な」
「急にどうしたの?もしかして最初の相手は私だとか?」
「違うぞ、どうして長期休暇の初日に戦いをするんだ?」
ラゴニアは私を連れてリビングに連れて行った。するとそこで行われていたのは長期休暇お祝いパーティーだった。
「あっ、来た来た~」
「ご主人~待ってたよ~」
「……先生もちゃっかり来てるし……」
「来ちゃった。これをやろうと言ったのはエラストなんだよ?」
先生はそう言うとエラストはうつむいた。
「こうやってみんなと食べるっていう機会がないからさ、今日だけお邪魔しちゃってるのよ」
「まぁ楽しければいいんだけど……」
そして私たちは肉を焼いて行ったり魚を焼いて行った。
「しかし最初はエラストが連れ去られたりしたけどこうして再会できたのは運が良かったとしか言えない」
「ああ、親が心配だった俺が起こしたことだ……」
「まぁそんなに落ち込まなくていいのよ。親が関係してるのなら私たちはためらいもなく親を助けに行くもの」
「そうか……」
エラストは何故か泣き崩れた。
「どうした急に!?」
「いや……何だろうな……急に涙が出て塩っぽくなってきた」
「そりゃ涙がついた肉を食べてるからな。当然だろ」
パーティーは笑いあり涙ありで私たちは一年の思い出を語っていったのだった。そして年明けはどんな感じの幕開けになるか……私は興味があるのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
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