13話 暴食
サバニャは周りを探知し始め、みんなの場所を探していった。
「サバニャ、その動きは何なの?」
「周りを探知するときにね、なんだか気が楽な動きなのだ」
そしてサバニャはどこかに動き出した。
「こっちこっち~」
サバニャの猫耳がプルプルと動いていた。
(サバニャの耳が動いてる、プルプルしてる)
私はサバニャを追いかけ、止まった場所は建物の前だった。
(ここは店でも何でもないはず、でもサバニャが獲物を狙う目で何かを凝視しているな。私には分からない物が見えてるのか?)
「ご主人、ここの中にイラストリアとケリーがいるよ」
「えっ!?ここ普通の建物だよ!?」
私とサバニャが建物前で困っている時、建物の屋上から屋上に飛ぶ人影があった。
「すまない、イラストリアとケリーの姿が見当たらないんだが何か知っているな?」
「この建物の中にいるよ?」
先生が上から飛び降りてきてイラストリアとケリーがいるであろう建物に目をやっていた。
「本当にいるんだろうな?」
「勘が言ってるのだ、この中にいるのだと」
「分かった、警官に行ってから突撃するか」
先生は再び上空に飛びあがるとどこかに行った。
「先生って紐みたいなものを使って飛ぶんだなぁ」
「先生突撃って言った?」
「言ったね、それがどうしたの?」
「突撃……ワクワク」
そして先生が帰ってくると足蹴りでドアを開けようとした。
「行くぞ、ふん!」
先生がドアを蹴り、凄い音が鳴りながらドアが開いた。
「ドラァ!」
中を見ると口と手足が縛られたイラストリアとケリーがいた。
「このやろ……!」
すると中にいた男がイラストリアの体を掴んだ。
「こいつの命がどうなってもいいんだな!?」
男はイラストリアの口に巻いてある布をとった、だがイラストリアは男を散々煽りまくった。
「へぇ、人質を取らないと強く威張れないんだこの租チン野郎」
(イラストリアの口調が今までの怯えた口調じゃあない!?)
「何だと!?」
男はイラストリアの煽りに激高し、首を掴んだ。
「そんなことををしないと女を捕まえられないんだ、租チンでチンポコ野郎」
(うわぁ、とてつもない下ネタだ)
するとゴキリと鈍い音がするとイラストリアの首があらぬ方向に傾いていた。
「あ……う」
男は生々しい感触が手のひらに伝わったのだろう、イラストリアを地面に落とした。
(イラストリアが力なく倒れてる……助けに行かなきゃ)
私はイラストリアの方に向かった、だが先生は止めた。
「やめとけステラ」
「どうして先生止めるんですか!?」
その言葉に先生は何も言わず、イラストリアの方を見ていた。
「来た」
するとイラストリアが起き上がり、そしてどんどんと体がでかくなっていくような気がしていた。
(なんだ?イラストリアがどんどんと大きくなっていってるような)
すると男がよろけ、後ろを見ていると触手が突き刺さっていた。
「あ……が……」
すると男が急に溶け、ドロドロになった。
「うえっ……」
思わず私は吐きそうになっていた。
「ステラ、これがイラストリアの能力。触手を相手に突き刺せば生命力や魔力を奪い取れ、そして消化できる」
「とても……気持ち悪いです」
「そうだろう、だがイラストリアは過去これが原因でサキュバスの街から浮いている存在だったんだ。それを見て勧誘したのは校長だったんだ。まぁその過程でサキュバスにいろいろと搾り取られそうだったって言ってたが」
「そうなんですね、だから普通の時のイラストリアはあんなに弱気なんですね」
「そうだな」
そして先生がその場をとにかく収め、イラストリアを治療していったのだった。
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