137話 姉探し
私はみんなに遠征をするから準備してと言っていった。そして数時間後には学校の出入り口に集結していた。
「それでこいつ誰?」
ラゴニアはリネンさんの方向に目を向けると私以外のみんなはリネンさんに目を向けた。
(ここで文化祭をめちゃくちゃにした犯人の妹って言ったら荒れちゃうよね、嘘をつくか)
「私の……従妹だ」
「ご主人、そうなの?」
「一応従妹だな」
リネンから鋭い視線を当てられた気がするが……後で謝っておこう。
「それじゃ、先生が来たから早く馬車に乗りこも」
「ああ……だがどうしてそんな焦っているんだ?」
「急がないと探し人が逃げちゃうからね……」
こうして私たちは馬車に乗り込み、先生が馬車を発進させた。
(これは後で謝っておかないとなぁ~リネンから冷たい視線が~)
「ステラ、一体どうしたんだ?」
「いいや……何でもないぞ!!!」
「ご主人、嘘をついてる?」
「ああ、嘘をついている感じがするな」
どうやらみんなに嘘をつくということはご飯をパンと見立てて食うという感じに難しいようだ。
「ああ分かった!嘘をついてた!だから怒らないでくれる?」
「ああ、何言われても暴れないと約束しよう」
「……実はこの子はリネン、文化祭の騒動の原因の奴の妹だ」
私がそう言うと周りの怒りがジワリと感じた。
「こうならないために嘘をついていたんだ、ごめん」
「……わかった、とりあえずはこの事は水に流そう。それでこの女の子の姉は騒動の主犯だよな」
「そうだ」
「ならどうして騒動を起こしたのか分かるのか?」
エラストがそう問いただすとリネンは話しだした。
「お姉ちゃんはいたずらが好き、それで私がお姉ちゃんのいたずらを抑えようとここに来たんだ」
「なるほどな、つまりいたずらをする奴とそれを止める君の戦いに巻き込まれたってことか」
「ええ、他人を巻き込むのは嫌だけどね……」
「なら人助けって事でいいぞ、手伝ってやる。その他の皆もそうだよな?」
「私も……同意見です」
こうしてクラスメイトの意見が一つになり、ここからリネンの姉探しに力が入るのだった。
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