135話 次元の外から来た姉妹
文化祭は短縮され、午後には終わった。少し残念だが騒ぎがあったから仕方ないのかなと思うのだった。
「少し残念だね」
「安全のために午前で終わったんだ、仕方ないよ」
今まで頑張ってきた努力が終わり、私たちは通常通りの暮らしに戻っていったのだった。その時先生が教室に入ってくると私たちの屋台の撤収作業を手伝った。
「すまないな、これだけ立派な屋台を作ってくれたのに半日で終わることになって」
「いや他の人の安全のためですよね、だったら大丈夫です」
「そう言ってもらえると助かるな」
その時先生の背筋が伸びた。
「……見知らぬ人が学校内にいるな、ちょっと止めに行ってくる」
「行ってらっしゃい~」
先生は教室の外に出ていった。そして数十分後、再び先生は教室にやってきた。
「ステラ、ちょっと来てくれないか?」
「もしかして私がいないと理解できない物事でした?」
「ああ、とにかく来てくれ!」
私は先生に連れられて学校の中にある客室に入っていった。先に座っていた人物、それは私からの目でもわかるほどに異質すぎる服装の人だった。
「どうも」
「……こんにちは」
(この人の服装、なんだか見たことのない装飾が飾ってある……一体何者なんだ?)
「それで話したいということは一体何ですか?」
先生は目の前の人に言うと私でも一瞬理解できない事を言った。
「私はリネン、ここにお姉ちゃんがいた気がするから来たんだ。そして私とお姉ちゃんはこことは違う次元からやってきた」
「違う次元……へ?」
どうやらこのリネンと言う人は姉を追ってこの次元に来たという。そのことについて私ははっきり呑み込めていなかった。
「ステラも同じ反応だな……かみ砕いて説明してくれないか?」
「分かった、私とお姉ちゃんはこことは違う場所に住んでた、でもお姉ちゃんはいたずらが好きでこの世界にやってきたんだ」
「つまり姉を追ってこの世界にやってきたわけね」
「ええ、それでさっき変な生き物がいたと思います」
「ステラがやっつけた奴だな、それがどうしたんだ?」
「そいつ、お姉ちゃんが別次元から呼び出した生物だと思う。と言うことはここに来てたってことか……」
リネンさんは立ちあがり、どこかに行こうとした。
「多分もうどこかに行ってるだろうな、お世話になったよ」
「ちょっと待って、あなたのお姉さんって今どこに居るの?」
「知らない、だけどこの近くに居るかも」
「なら私たちにも探させてくれないか?ちょうど文化祭を邪魔された恨みを晴らさないとね」
「分かった、なら少しだけここに居るよ」
こうして私たちは少し面倒な物事を受けることになり、学校の学生や教職員は文化祭が短縮された事を恨みこの案件に躍起になって対応していくのだった。
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