133話 白いスイーツ
翌日、私たちは昨日と同じくスイーツの施策に勤しんでいた。
「昨日の失敗を抑えながらどんどん成功させていこうか」
「だな」
「あ……そういえば遠くから家庭科の先生が見てるんですが……どうしたら……」
イラストリアは職員室の方向に指を指していた、そこから家庭科の先生が顔を出していたのだった。
「あの~どうかしたんですか?」
「昨日から必死にスイーツを作っていて……なんだか苦労してるなぁって思っちゃってて……」
この先生はメルキッシュ先生、家庭科専門の先生だが私たちの授業を持っていないはずだが……何か手伝いたいと思っているようだった。
「もしよければ一緒にやります?」
「いいんですかぁ?」
「ええ、それに私たちじゃ残りの日数で完成できないような気がするのでお願いします」
メルキッシュ先生はウキウキで私たちの近くに来るとノートを見始めた。
「へぇ~マフィンにマカロン、それにコーヒーゼリーを作るのね」
「はい、ですがこのマフィン作りで失敗続きなんですよね」
「失敗のマフィンみてたけどね……砂糖多すぎ焼きすぎだよ」
「やっぱりそうだったかぁ~」
「分量とか書いてないの?」
「多分省いちゃったかも……上級生に水をたらされたらたまったものじゃないからね」
「なら写しに行こうか、もし上級生がいたずらしようものなら私がいるから大丈夫だよ~」
そして私たちは再び非公開図書館に向かい、レシピ本から材料の分量を写していった。
「しかしこの子ダークすぎて好きだわ~」
「どうしてくっつくんだ」
「エラストの事好きなんですか?」
「うん、こういうビターでダークな子が私ドストライクなのよね~」
どうやらメルキッシュ先生はエラストの事がドストライクでベタベタに褒めていた。
(この人教師としてどうなの???)
「よし、これで分量を書ききったね。それじゃ戻ろうか」
こうして私たちは家庭科室に戻り、マフィンをどんどん作っていった。そして昨日までとは違い、マフィンが美味しく出来上がった。
「うん、この味で大丈夫だと思う」
「ならこの分量でいいね。それじゃその他のスイーツも作っていこうか」
そして私たちはスイーツを作っていき、文化祭当日まで私たちの腕をあげていったのだった。
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