124話 教主
私とイラストリアが雑魚を片付けしている間に先生たちは私とイラストリアが切り開いた道を安全に通れるように魔法をかけていた。
「これで予想外の方向から敵が来ることは無いだろう」
「魔法の壁は見えにくいから突破に時間はかかりそうだな」
「ラゴニア、よく勉強してるな」
そして廊下に居る雑魚をなぎ倒していくとチャペルの部屋にたどり着いた。
「ここは教会みたいな感じの内装だな……気味が悪い」
「だね、あの額縁に飾られてるのはステラだからより気味悪さを醸し出してる」
「イラストリア、さらっと私をディスった?」
「いいや」
私とイラストリアはチャペルの中に入っていくと周りは誰もおらず、とてもここに居てはいけないような空気が感じられた。
(何だこの違和感……まるで怪物の胃袋の中に居る気分だ……)
「ステラ……これ見て」
イラストリアは私に何かを見せたいようだった。
「イラストリア、何か見つけたのか?」
「うん、階段を見つけた」
イラストリアが指を指していた場所、それは下に続く階段だった。
「行ってみようか」
「うん、下の方が気になるし行ってみよう」
私とイラストリアは地下に向かうことにしたのだった。地下に広がっていた世界、そこは数十年空気が入れ替わってなさそうな臭いがしており少し嫌気がした。
(空気を入れ替えてないのか?だとしたら不潔すぎるぞ)
「汚い……」
奥に進んでいくと祈りをささげている神父が居たのだった。
(恐らく奴が魔族を信仰する奴の親玉だな……)
私は槍を強く握り歩いて行った。
「おいお前、何分いるんだ?」
「侵入者か。そうだな……3分貰おう」
「分かった、三分後に命は無くなると思え」
私は奴に3分の猶予与えた。その間に私は万全の準備を整えた。そして3分経つと私は槍を再び握った。
「3分は経った、さぁ行こうか」
「ああ」
神父は果物ナイフのようなものを持って私に突撃してきた、明らかに戦闘慣れしていないので私は槍の柄の部分でフルスイングした。
「ふんっ」
「ぐえっ」
神父の顔があり得ない方向に一瞬曲がって死んだかと思った。だが神父は死んでいなかった。
「ぐおぉ……」
「聞きたいことがある、どうして私を狙ってくるんだ?」
「それは魔王を復活させようと……」
私は神父の顔に掠るか掠らないかの勢いで槍を突いた。
「へぇ……そもそも魔王はもう復活しているしその娘の私が今ここに居るんですが……?」
「ひっ……お許しを……」
神父は命乞いをしてきた、そして私はその弱さに付け込んでこういった。
「ならいう事を聞いてもらおう。この私をこの組織のトップにしろ」
「ステラ、それって敵対するってことか?」
「イラストリア、違う。どうせこの団体を解体してもまた新たな団体が生まれてくる。ならなら最初から統治していればいいという事だ」
「でもそれって先生が許すの?」
「恐らく最初は許さない、だが話したら分かってくれるはずだ」
そう言って神父を脅した。
「あ……ああ!渡すとも!だが私の命をどうか許してくれ」
「……」
私は神父の事を冷たい視線で見つめた。そして私は一瞬で神父の首を刎ねた。
「ステラ……首が……」
「分かっていた。奴は生かしてもらって私が実権を握ってから幹部陣に返り咲くのだろう。それを私は見抜いて首を刎ねた」
「……とりあえずはこれで終わったの?」
「ああ、後は私がこの組織をどういう方向に導けばいいか……それにゆだねられてるな」
こうして私たちを悩ませていた問題の首謀者が死に、これで平和に学生生活を送れるようになったのだった。
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