11話 古い昔の記録
翌日、授業を終えた私は一人で非公開図書館に向かった。周りの視線が私に集まる中、司書さんにこんなことを言った。
「すいません、この淫紋について何か知っている事があれば教えてください」
私は昨日スケッチした淫紋を司書に渡した。
「こんな淫紋はサキュバスの奴らには無いな……少し調べてみる」
司書は奥から古い本を取り出してくるとページをめくっていった。
「これは一体何ですか?」
「30年前や40年前の時に存在していたサキュバスや上位存在の事について書かれている本だ。物好きがこれを寄贈してくれてね、まさかここで役に立つとは」
ページをめくっていくと私がスケッチした淫紋にそっくりな淫紋があった。
「これだね、えーと?」
司書さんはその淫紋の持ち主の名前を見ると冷や汗が滝のように流れ出した。
「どうしました?」
「これ見てください」
私はそのページを見た、その恰好はなんだか淫らで若い女性だった。
(魔王……だとぉ!?)
名前の欄には魔王という明らかに名前ではない文字が書かれていた。
「でも私魔王の生まれ変わりとかじゃあないし……どうして?」
「分からない、だけどサキュバスは子供の淫紋は母親の淫紋と同じって言われるから……まさか」
「でも母親なんて……」
その時私の頭によぎった物、それは母親の存在の事だ。
(あれ、そう言えば母親の存在って何だろう)
「これで十分?」
「ああ、ありがと」
私は何か何だか分からず宿に帰っていった。
(私が魔王の娘?だとしたらお父さんは魔王と結婚して子供を?考えられない)
私はあり得ない事を考えながらこの力の元の事を考えていた。
(でもこの魔力の多さは明らかに同世代より多い……一体私はどういう生まれなんだ?)
その時先生が部屋に入ってきた。
「あれ、先生はどうしてここに?」
「ステラが非公開図書館に入っていった姿を見た、そしてこのありさまだったからまさかなと思ってな」
私は先生にさっき会ったことをぶちまけた。
「先生、私って一体誰の子供なんですかね」
「……生まれについて調べていたのか。それで可能性が高いのは誰だったんだ?」
「魔王だった、私の腹の下にある淫紋と同じだった」
そう言って私はズボンを脱ぎ、淫紋を見せた。
「そうか、なら明日はとある場所に行ってみるか?遠足という名目でいいだろう」
「いいんですか?」
「ああ、学生の悩みを無下には出来ない」
そして先生は部屋を出ると私はベッドに横になった。
(魔王ってなんだか悪の大王だなぁ)
そんな事を思いながら私はふて寝をしたのだった。
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