118話 超再生
私は非公開図書館に向かい神が与える祝福について調べ始めた。
(こういう文献はあるのね、さすが非公開図書館)
私は祝福について読み進めていくうちに分かってきたことがあった。
(祝福は神が認めた人物に付与する能力、その祝福は永久的に効果が持続するか……なら私の能力は一体なんだ?)
私は試しに手の甲を噛んで血を出してみた。すると見る見るうちに怪我が治っていった。
(治癒系の祝福なのだろうか、すぐに傷が塞がったな)
「腕がくっついたのもこの能力が働いてくれたからなのか……しかしあのまま腕が無くなってたらどうしたんだろう」
私は右腕を見た、明らかに感覚は戻っていて完璧に治っていた。
「奇跡と言うべきなのだろうか……」
その時机の下からガサゴソと何かが動いたような音がした。
「ヒッ」
黒い触手が私の足を這い、現れたのはセラフィスだった。
「……どうしたの?その顔」
「どこから出てきたんだ……?」
「祝福の事を調べてるって察知したからね、その祝福の力を見せつけたんだ」
「と言うことはセラフィスの祝福が私を守った……のか?」
「だね~」
どうやらセラフィスは私にこっそり祝福を与えておりその力で遠くからここにテレポートをしてきたのだ。
「それでここは何処?」
「ここは図書館、だけど関係者以外立ち入り禁止なんだ」
その時先生たちが走ってこっちにやってきた。
「何か邪神みたいなやつがいるぞ!!!」
「いやこいつ知ってるぞ……」
たまたま先生が来てくれたおかげで事は落ち着いて行った。
「それでどうしてこの子がここに?」
「私に祝福をかけたんですよ、その能力で飛んできたって言う事です」
「……わかった、とにかくこの事については咎めない、だがすぐに出て行ってくれ」
そして先生たちが離れていくとセラフィスは帰っていったのだった。
(さて、この本を返しに行こうかな)
私は司書さんに本を返し、自室に戻っていったのだった。
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