117話 神に認められた祝福
私たちは奴を捕縛しようと近づいた、奴が気絶している今も黒い液体が脈打っていた。
(これに触れたらだめだよな……)
「捕縛するから退いてね~」
先生は奴を捕縛しようと体に触れた、すると急に黒い液体が激しい動きを始めた。
(まずい!)
「先生危ない!」
私は無意識に先生を突き飛ばしていた。そして次に感じたのは腕の喪失感だった。
「ステラ!!!」
「大丈夫だ……右腕の感覚が無いが先生が生きていたら十分だ」
私は自身の右腕を掴み、何とかくっつかないか試してみた。すると生々しい音と共に腕の感覚が戻っていった。
「腕が……戻ってるぞ」
「本当だ……マジで腕がくっついた……」
私がやったことなのに一番驚いていたのは私だった。
「先生、これってどういうことですか?」
「本で聞いたことがあるんだがな……神に認められると祝福を得るという事を……最近出会った神と言えばあの触手を常時出した奴だ」
(触手を常時出した奴と言えばセラフィスだね……)
「セラフィスの事?」
「ああ、あいつはあんな見た目だけど神なんだよな」
先生はそう言って土魔法を地面に放った。
「まぁこいつは危険すぎる、触れれないのなら地面に埋めるまでだ」
「地面に吸い込まれていってる……」
「ああ、こいつは地面の奥底に封印だ」
(確かに危険すぎる能力だったけどここまでするのか?)
「一応誰かに助けてもらわないと気絶から回復しない、飛んだ不幸な奴だ」
「先生って何か活躍しました?」
「今活躍しているだろう」
こうして過去一ややこしい敵を退け、学校には少しの平和が訪れたのだった。しかし私の腕を治した祝福と言うのは何だろうか?後で図書館で調べてみることにしたのだった。
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