116話 闇
学校の周りを飛び回って敵を探した、すると黒い何かが岩の陰にへばりついていた。
(あれはもしかして……)
私は魔力濃度を高めて槍を手にした。
「ちょっと行ってくる!」
「ちょっとステラ!?」
私はラゴニアから手を離し、黒い何かに向かって槍を突いた。
「ドラァアア!!!」
槍がその黒い何かに突き刺さるとぐにゅっとスライムのように変形してとある地点で硬くなった。
「おっと、これは少しまずい感じかな」
私は槍を引き抜き、一瞬で黒い何かから離れた。するとその黒い何かは私がいた場所に棘を生み出した。
(恐らくこの事は上の二人に分かっているはずだ、だがこの黒い何かは私が見てきたあの液体なのか?)
「そこに居るのは分かってるんだ!出てこい!」
私は黒い液体の中に居る何かに呼びかけた。すると黒い液体の中から人が現れた。
「ここに居るのがどうしてバレたのか知らないけど……フフフ」
すると私の足元が徐々にぬかるんでいった。
(ぬかるみ始めた、もしかして黒い液体を自由に操れるのか!?)
「ラゴニア!」
私は上空に手をあげた、それに気が付いたラゴニアは私の腕を掴んで上空に引き上げた。
「恐らく奴は黒い液体を操る敵だ!地面に降りたら黒い液体に呑まれる!」
「それは分かった、だがどうやって奴を倒すんだ?」
「レーザーで倒す、だから姿勢を安定させて」
私は奴を安全圏からビームを放って倒そうとした、だが奴は対空手段を持っていた。
「おっと、安全にビームを撃つなんて無理じゃないか!?」
黒い液体が私たちに向かって飛んできたのだった。
(恐らくあれに当たれば地面に墜ちる、ラゴニア耐えてくれ!)
私は背後に七色の結晶を出してビームを撃つ準備をしていた。
「照準が合わない、もう少しだけ揺れを抑えれないか?」
「努力はしている、だが奴の攻撃をかわすのに精いっぱいなんだよ!」
「もしこっちに飛んできても私が撃ち落とす、だからステラはビームに集中してくれ!」
私は二人がサポートをしてくれている間に集中してビームの照準を定めることが出来た。
「撃ち抜け!!!」
背後に浮いている七色の結晶は奴目掛けてビームを撃った。もちろん奴は黒い液体でビームを防いだ。だが徐々にビームが黒い液体を蒸発させていった。
(このまま撃ってれば!!勝てる!)
私はビームの出力を高め、圧倒的火力で奴の攻撃を押し切ったのだった。そして私たちは奴の近くの地面に降りて奴を捕縛したのだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想・レビューをお願いします!




