114話 カランコロリン
翌日、無事に授業が始まり、私はほっとしていた。
(先生の怠慢じゃなかったか、それになんだか先生の動きが軽やかだな)
「こういう現象をフリッカー現象と言う、とても気持ち悪いぞ」
授業が終わると私だけが教室に残された。
「先生、どうして私を残すんですか?」
「それはね、伝えておきたいことがあるんだ」
「なんです?」
「エラストの件だ、一応昨日で話し合いは済んでいる」
どうやら先生はここ二日の自習の原因はエラストと話をしていたからだという」
「それでエラストはどうなるんですか?」
「罰は与えられるだろう、だが私と校長の考えではエラストは除籍処分にするつもりはない」
「除籍処分……つまり退学処分って事ですか」
「ああ、被害はそこまで広くない、それにエラストは普通の学校では抑えきれないほどに力を持っているからこの学校にとどめておくほかは無いんだ」
先生はそう言った、そして私に近づくとこういった。
「魔族を信仰する奴ら、どう思う?」
「許せないって思いますけど……でも彼らは彼らなりの信念を持ってると思います」
「そうか、私は奴らに良い思いは無いな」
こんな話をしながら私は髪の毛をくるくるさせていたのだった。そしてこの学校に脅威が歩いてきているのだった。
「カランコロリン……あそこが言われたところかぁ……」
そいつは下駄を鳴らしながら鈴をチリリンと振った。
「ふふ……エラスト様の気配もするし気分高まっちゃうなぁ」
襲撃者はエラストの気配を感じ取り、自分で勝手にイっているようだった。
「ブルルル、もう攻めちゃお」
こうして私たちの学校に変人が攻めてくるようで私と先生はその相手に手こずる事になるのだった。
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