112話 最大出力のぶつかり合い
教室にて自習をしていると先生とエリカ先生が入ってきた。
「先生、どこに行ってたんですか?」
「少し……ね」
すると先生は私の手を引っ張ってきた。
「一体どこに連れていくんですか?」
「私と戦いたくない?」
「いや別に……」
私は先生との戦いの誘いを断った。
「どうしてもだめ?」
「だーめ、そもそも怪我させちゃうかもしれないからね」
「どうしてステラに手合わせの願いを頼んだと思う?」
「分からないけどどうして?」
私は何故先生が手合わせの願いを出してきたのか分からなかった。
「リミッターを外した私の実力を試してみない?」
「確かに先生はリミッターを外した、だけどいいの?」
「ああ、全力で来いってもんだ!」
こうして私と先生は戦うことになった。
「それで気絶したら負けって事?」
「ああ、それに命に達するような深手を負わせる前に技を止めた時も負けだ」
「分かった、なら私が一瞬で決める」
私は一瞬で先生の首元に爆破魔法を打ち込もうと回り込んだ。
「それは読めてる」
先生は回し蹴りで私を遠ざけ、火魔法で追い打ちをしてきた。
「すっごいなぁ……火力も凄いし蹴りも凄い」
私は火に燃やされながら立ち上がった。
(こんな火は魔法で消せるけどまさかこの制服は火魔法の耐性があるのか)
「どうした?来ないのか?」
先生は風魔法を準備していたが私は真正面から突っ込んでいった。
「引っかかったな」
私は先生が放つ風魔法をかわそうとした、だが私を燃やしている火が勢いよく燃え出した。
「熱っつ!?」
「これ以上は危険か、まだまだだな」
私を燃やしていた火は先生の指パッチンで消え、水魔法が私を包んだ。
「分かった?」
「はい……私と先生の実力差が分かりました……」
「よろしい。それでどうして負けたと思う?」
「火の威力が強かったからですか……?」
「そうだ、だがどうして急に火の威力が強くなったと思う?」
「分かりません……どうしてでしょうか?」
私は何故火の強さが途中で強まったのか分からなかった。
「火魔法の中に風魔法を作ったんだ、すると火魔法は風魔法と共鳴して効果が増幅するんだ」
「そんなことが出来るんだ……」
「リミッターを外したことによる魔法の精確発動できるようになったんだよね」
そして先生は私から出てきた煤を払った。
「攻撃ってのは魔法と近接を同時に繰り出すようにした方がいいね」
「分かりました……」
そして私は保健室に連れていかれ、怪我を治療していったのだった。
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