107話 ビーム
数時間後、船が止まるとスイさんは私に会いに来た。
「とりあえず焚書の切れ端が集まっている場所の近くにたどり着いた。これからどうするんだ?」
「みんなを集めてから攻めるかな」
「わかった、とりあえずはここに船を泊めて置く。だが危険と判断したら離脱する」
私は先生を尋ねた。
「焚書の切れ端が集まっている場所にたどり着いたらしいです」
「分かった、全員呼んでくれ」
私は先生の指示を受けてラゴニアやイラストリアたちを甲板に呼んだ。
「焚書の切れ端が集まっている場所にたどり着いた、ここから自身の身を第一に行動してくれ。これは授業ではない」
「わかりました~」
「これで活躍してやる……」
「それと目的は殲滅ではなく焚書の切れ端の奪還だぞ」
そして地上に降りていくと私たちは魔族を信仰する奴らを見つけた。
「さて、攻めるぞ!」
「ああ」
私は睡眠魔法で入り口に居る魔族を信仰する奴らを眠らせた。
「ここは静かにしよう」
「はい」
私たちは魔族を信仰する奴らの施設に入っていき、横から敵が来ないか警戒していた。
「思ったより静かだ」
「だな、仕方ない。あの力を出すか」
先生はインヘルトの姿に変わった。
「先生その姿は?」
「ステラ以外には見せてなかったな。これが私の本当の姿だ」
「凄くかっけー!!」
ラゴニアが先生の周りを舐めるように見ていたがその時に敵がやってきた。
「敵が来たようだな、ここはひとつ力を見せるか」
「おっ、どんな感じだ!?」
先生は火魔法を手のひらに集め、そしてビームにして敵に放った。当然ビームは敵を焦がして溶かした。
「わぁお、とてもすごい」
「これは序の口、まだまだ行くよ」
先生は迫ってくる敵に向かってビームを放ちつつサバニャが探知で焚書の切れ端を探していった。
「まだまだ下だよ」
「分かった、階段を使って降りよう」
「うい」
独特な緊張感の中私たちは焚書の切れ端を求めて地下に潜っていった。そして何故奴らが焚書の切れ端を集めていたのかが分かるのだった。
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