104話 残り5枚
船に帰ってきた私は今現状の焚書の切れ端を数えた。
(今の焚書の切れ端は12枚、残りの5枚は奴らが持っていると考えてもいいだろう。ここから戦いが続くことになるかな)
「サバニャ、残りの焚書の切れ端は固まってる?」
「固まってるね、それに5枚同時に動いてるから誰かが持ってるのよ~」
「そうか、その場所は分かるか?」
「まだ分からない、魔力が散り散りになってるから分からないの」
「そうか、仕方ないけど確定するまで探知お願いね」
「うぃ」
私はサバニャに焚書の切れ端のありかが確定するまで探知してもらうようにしてもらった。
「さてと、サバニャの焚書の切れ端の場所確定待ちだな」
「がんばるよ」
「私は少しカフェテリアで休憩してるよ」
私は船の中にある小さなカフェテリアに向かった、そこにはケリーとイラストリアがお茶をしていた。
「あらステラどうしました?」
「ケリーとイラストリア、ここで一体何をしてたんだ?」
「私たちはお茶をしてました、いつも暗いイラストリアを励まそうとしてたんだ」
「私はみんなみたいに役に立たないよぉ」
イラストリアは私たちのように活躍していない事を悔やんでいた。
「そう言えばイラストリアの能力って触手をぶっ刺した相手の生命力や魔力を吸い取るんだよね?」
「うん、でもどうしたら出るのか分からないんだ」
「前出てきた時ってさ、イラストリアの首があらぬ方向にゴキリと折れた時だよね」
「確かにそうだね~」
イラストリアはこの能力が原因でサキュバスの街で浮いていたという、だがこれほどまでに浮くのだろうか?
(もしかしてイラストリアの能力は敵からの攻撃で失った生命力を取り戻そうとして触手を伸ばしてるのか?)
「ねぇイラストリア、私の見立てなんだけど失った生命力を補おうと触手が飛び出てくるのかなって思ってるんだ」
「そうなのかな……?」
「だから命を大事にする先生の下では力が発揮できにくいのかもね」
「だったら前線に出たいかも」
「それは先生に言ってみた方がいいかも、そしたら出してくれるかも」
「私はイラストリアのサポートするよ~」
そしてイラストリアの顔が何だか明るくなり、ケリーが後押ししてくれたおかげでイラストリアは少し笑ったのだった。
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