103話 バグ
焚書の切れ端の場所にたどり着いたが魔族を信仰する奴の姿が無かった。
(どうして居ないんだ?サバニャの探知が狂ったのか?)
「居ないじゃないか、それでどうしてこいつが来てるんだ?」
「どしたー?」
「ついてきた」
「おー」
「……この英霊たちはラゴニアに懐いてるのは分かってるけどここまで来るのか」
その時英霊たちが乗って来たであろう岩はなんだか異質すぎた。
「この岩って何なの?」
「隕石」
「メテオ」
「アトミック」
「見事にバラバラだけど隕石と見て間違いないだろうな」
すると隕石から何かの波長が見え、ジジッとノイズ音が聞こえた。
「このノイズ音はなんだ?」
「あれなに?」
英霊の一人が指を指した、するとそこに居たのはノイズを纏った魔族を信仰する奴だった。
(あれは魔族を信仰する奴だよな……)
「いたぞぉぉおお!!!」
私は声を上げ、魔族を信仰する奴に向かって走り出した、だが真っ先にラゴニアが奴に追いついた。
「捕まえた」
そしてラゴニアは奴の顔面に爪で傷つけた。
「ぎゃぁああ!!!」
「ついでに足も」
ラゴニアは奴の足も爪で傷つけて歩けなくした。
「これで歩けなくなった、逃げれないぞ」
「ラゴニアありがと、それで焚書の切れ端、出してもらおうか」
(しかしこいつが使ってた能力、一体何だったんだ?)
私は焚書の切れ端を出せと奴に言った、だが奴は能力を使って逃げようとしていた。
「透明になったけどすぐに姿を現す、つまり能力は透明化だな」
「そうだけど何が透明化を阻害してるんだ?」
私は周りに変わった物が無いか探した、すると英霊たちが乗ってきた隕石が一番怪しく思った。
「絶対あの隕石だよね」
「そのまさかだろうな」
私は奴の手首を掴み焚書の切れ端をカツアゲした。
「はよ焚書の切れ端出さんかい」
「ひぃっ」
奴は震える手で焚書の切れ端を出してきて私は強引にその紙を奪い取った。
「お前にもう用はない、どこかに行きな。ラゴニア、行くぞ~」
「分かった」
私はラゴニアにおんぶされて船に帰った。その後を追って英霊たちは乗ってきた隕石に乗って船に帰ったのだった。そして焚書の切れ端は焚書のページに戻し、一層焚書が厚くなったような気がした。
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