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彼がそこで働く理由

主人公がサンシャイン現象の状態だとされ、複合施設で働くこと3ヶ月。

毎日、意識が遠くて困っていた。日課は読書とリハビリテーション。


「暑い夏がやって来たよ」と、誰かがそう呟いていた。

ここはモノゴトリー協会という、病院を兼ねた複合施設だ。

俺は今、クレーン車という機械を使っている。使ってはいるが何が何だか感覚がいまいち分からず居るのだ。だがまあ、ここでは何かと色々面倒をみて貰っているので、俺の感覚が戻るまで“日にち薬”だと担当の医師からそう、教わっていた。俺の頭に打撲痕があるそうだ。以前の記憶は無く、頭が揺れたり倒れてしまい気分が悪くなることもあった。

「これを“サンシャイン”現象と呼ぶそうです。一種のショック症状。あくまで仮説です」

「はあ、そうですか・・・先生、俺やっぱりわかりません、すみません」

現場の複合施設には宿泊施設もある。俺は今そこに住まわせてもらっている。

そして毎晩、眠る前に本に目をむけ、その本の作者はこのように詠っていた。

“この世は平たい地面へ向かっている。地平線、人も光も温度も、この事を済ませればまた新しい空気を味わえるのだ。光はいつもあなたを見守っている事を忘れてはいけない”

(確かに・・・ここは新鮮な感覚で居られている。光か・・・)

(でもな、言えないんだよなあ・・・俺はどこからやってきてどのような人物なのかも)

俺は眠る。意識がうっすらと俺以外の意識へ運んでいるかのよう。明日も・・・。


この話は、自分の作品の投稿先を模索中にできたものです。

米を買った農産市場すぐの交差点で、道路工事の様子を携帯メールをWord編集したら長くなりました。他にも話を作っていましたが試しにと思ってこれが先になりました。

この話の背景は工事現場。たまに見かけるプレハブや仮設トイレ、寒さや暑さに掛け声など。

自分も外での仕事をしていた頃は汗ぐっしょりでトイレで下着を絞って干したり、食事もなかなか喉を通らず帰宅後風呂に入って休んでいました。

この話をそんなイメージだと思っていただけたら、と思います。

今は30℃を超える真夏日となっていて、体が沸騰します。

沢山水分をとる、涼しむなど気を付けてお過ごしいただけますように。


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