ハッピーアニマル③
「選ばれし者になるにはどうしたらいいの?」
恵は胸に手を当てながら烏と猫に問いかける
「カッカッカッそれなら大丈夫じゃワシが貴様を選んでやる!」
烏はドヤ顔で恵の前に歩いて来る
「まっ!まて!俺もだ!俺も選ばれし者になって願いを叶えたい!」
瑠衣が烏の前に駆け寄って来る
「それなら私が貴様を選んでやるにゃ」
猫が瑠衣の前にちょこちょこと寄ってくる
「カッカッカッ猫貴様はそっちの小娘を選ぶと思ったぞ」
「烏もそっちを選ぶと思ったにゃ」
2匹は目を合わせて不気味な笑を浮かべる
「お姉ちゃん?」
命が心配そうに2人を見つめる
「命大丈夫だよお姉ちゃんがお家もお母さんもお父さんも全部元に戻すから」
命の肩を両手で抑え体制を命に合わせて言う
「カッカッカッ小娘よ良く言った!その意気だ!」
烏は誇らしげに猫の方を見て言う
「こっちの小娘も烏の選んだ小娘より強いに決まってるにゃ」
怒った顔で烏の方を見る猫
「強いってなんだ?」
瑠衣が首を傾げ猫に聞く
「説明し忘れたにゃ貴様には観覧車の中にあるケースを持って来て欲しいにゃ」
猫は観覧車の方を前足で刺す
「カッカッカッ小娘も中のケースを取ってくるのだ!」
烏も翼で観覧車の方を刺す
「ケース?」
2人は口を揃えて言う
「カッカッカッ中身を見たら分かるのだ!」
烏はドヤ顔で胸を張る
「命お姉ちゃんたち中のケースを取って来るからここで烏さんと猫さんと待っててね」
「猫さんと烏さんと待ってる!」
恵と瑠衣の2人は観覧車の中に入って行き中のケースを2つ取りに行く
2人がケースの中身を見て何を思うのか
パッピーにみんなもなれるといいな