ハッピーアニマル①
「お姉ちゃん!みてみて!おうまさんだよ!」
ぴょんぴょんと跳ねながら目を輝かせて言う
「めい良かったねぇこっちのおうまさん壊れてないから乗れるよ」
「ほんと?乗っていいの?」
「大丈夫だからお姉ちゃんが乗せてあげるからねぇ」
「わーい!!」
命を抱っこしメリーゴーランドの馬に乗せてあげる
「たーかーいー!お姉ちゃん!たーかーいーよー」
馬の上でも嬉しそうにぴょんぴょんと目を輝かせていた
「おーいめぐみー」
瑠衣が手を振りながらこちらに走って来る
「瑠衣なにかあったの?」
「恵あっちに多分動きはしないけど観覧車あったぞ!」
「お姉ちゃん!観覧車みたい!!!」
命が目を輝かせてぴょんぴょんとしている
「わかったから見に行こうね」
命をメリーゴーランドの馬から下ろして少女達は観覧車に向かう
「ほんとにまだ形を保ってる観覧車だ」
「これもしかして乗れるんじゃない?」
瑠衣が乗り場の観覧車の扉を開ける
ギィギィギィー
「お姉ちゃん開いた!開いた!」
ぴょんぴょんと跳ねる
「お姉ちゃん達が乗れるか見てくるねぇ」
「うわぁ!なんだコイツ!」
瑠衣がびっくりして尻もちを着いた
「瑠衣?大丈夫?」
恵が瑠衣に手を伸ばして立ち上がるのを手伝おうとする
「カッカッカッ久しぶりに外に出れた感謝するぞ小娘よ」
「貴様のせいで閉じ込められてたにゃ」
少女達の前には喋る烏と猫が出て来たのであった