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第八話

翌日70階に転移魔法で移動し扉の前に立つと、AIが情報を伝える。


「70階のボスはグリーンドラゴンです」

「ドラゴンか強そうだな」

「自己回復能力がとても高く風魔法も使えますが、今までの戦いからすればそれほど苦戦せず済むでしょう」

「了解、よし行こう」


扉を開け中に入るとグリーンドラゴンがこちらを向いていた緑色の鱗がキラキラと輝いているクレイが大剣を抜き近づくと咆哮のあと翼を広げ舞い上がった、空中から風の魔法を放つ、ストームブレスにウインドカッターが混ざったような魔法でクレイの周りを切り刻んでいるクレイはアダマンシールドで防ぎながら移動し魔法で攻撃する。


「サンダーバースト!」


グリーンドラゴンに命中すると咆哮しながら地上に降りてきた翼が痺れて上手く飛べないようだ、大きな咆哮のあと大きく息を吸い込んでいる。


「ブルクラッシュ!」


クレイの剣技がグリーンドラゴンの左翼から胸までを切り裂くと接近し首を狙う、グリーンドラゴンは高密度のエネルギー弾を口から放ったアダマンシールドでこれを受け止める、口を開き次のエネルギー弾を放つ前に急いで接近し首を切り落とした。


「さすがですご主人様」

「ドロップはグリーンドラゴンの鱗か」

「10枚もドロップするとはやはり強運です!」

「俺はドラゴンステーキが食べたかったな」

「ドラゴンステーキはボスモンスターのドロップではありませんよ」

「そうなのか、ならしょうがないな」

「80階までのモンスターに期待しましょう」

「よし、行くか」


80階を目指し階段を下りて行く出現するモンスターのレベルも上がりキングベアやブラッドタイガーが襲って来た、かなりの強敵だが大地の大剣で叩き切り先へ進む。


「80階のボスはブルードラゴンです」

「ブルードラゴン!データはあるか?」

「氷魔法とブレスそれに強力な噛みつきに注意が必要です」

「弱点は?」

「炎属性の攻撃です」

「フレイムソードで行くか」


扉を開け中に入る、こちらが来ると分かっていたのか戦闘態勢で待ち構えていた、いきなりアイスストームの魔法を放ってくる今回は盾で受けず高速で移動しながら接近すると強力な尻尾攻撃がクレイに直撃する。


「うわ、鎧がダメになったな」

「次が来ます!」

「フレイムスラッシュ!」


ブルードラゴンの尻尾を迎撃し切り落とした、大きな咆哮のあと強力な噛みつき攻撃がクレイを襲う防御せずに前進する。


「アッパースマッシュ!」


炎属性の大剣がブルードラゴンの顎を切り上げた、ゆっくりと地面に倒れそのまま消えて行く後には青く輝くブルードラゴンの鱗が残された。


「10枚だな」

「10枚です」

「次に期待しよう」

「そんなにドラゴンステーキが食べたいんですね」


90階に期待し下層へそこにはドラゴンゾンビやスカルドラゴンなどが徘徊していた物理攻撃に強く炎の魔法に弱いが冷気を纏っているため威力の弱い魔法では効果がない。


「上級魔法でないと倒せないのか魔力の消費が激しいフロアだな」

「魔力が少ないパーティーでは攻略不可能ですがご主人様には関係無いようですね」

「ファイアストーム!」


通常は魔力消費が大きすぎ連続で使えない魔法だがクレイには関係無く下級魔法と同じように連続で使い続けどんどん倒し先へ進む高額で取引されるドラゴンの牙や爪を拾いつつ90階に到着した。


「レッドドラゴンです」

「氷が弱点だな」

「いえ、レッドドラゴンには氷属性無効のスキルがあります特に弱点はありません」

「90階のボスだけあるな」

「炎のブレスに物理攻撃も強力です」

「なら力比べと行くか」


扉を開けるとレッドドラゴンがゆっくり立ち上がり戦闘態勢になった光沢のある真っ赤な鱗が美しい。


「ロックハンマー!」


レッドドラゴンの体を魔法で作り出した巨大なハンマーが打ち付ける防御シールドが粉々に砕け散りレッドドラゴンの背中に到達する、クレイはロックハンマーの魔法を連続で使い反撃の隙を与えない結局何もできないままレッドドラゴンは叩き潰されレッドドラゴンの鱗を10枚ドロップした。


「やっぱり鱗か」

「ガッカリしないでください大変貴重な素材です」

「そうだな」

「次でとうとう100階です」

「創造主か、フォルトの時間はまだ大丈夫か?」

「あと2日と半日です」

「少し急ごう」

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