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異世界防衛戦線-刃と翼編-  作者: ミネアポリス剣(ブレイド)
序章
6/23

6.金策

「じゃあ行ってくる。夕方には戻る。チビに飯食わせとけ」

それだけ言うと恭士郎はディーゼルの黒煙を撒き散らしながら取引先に向かっていった。

「エクレール?」

転生の女神:エクレールを呼んだのは紫髪の少女、セシリア・イシュトバーンだった。

「ああもう、あいつはいちいち煙を出さないと気が済まないのかしら・・・どうしたのセシリアちゃん?」

セシリアは穏やかな、それでいてはっきりと言った。

「この国の言葉を、教えてほしいのです」

殆どの転生者は転生前に転生した先の言葉を転生の女神によって取得させられる。

殆ど、と言うのは例外があるからだ。

一つは恭士郎のように言語体系が近い世界から転生した転生者。

転生先で転生先の住人と意思疎通が可能なら、言語能力の代わりに強力な奇跡(スキル)を覚えさせて転生させたほうが強い転生者になる。

もう一つは、セシリアのような案件、担当する女神が不手際、あるいは意図的に言語を覚えさせないといったケースだ。

そんな不手際は普通にしていれば起こらないし起こしようがない。

少なくともあたしはこれまで不手際はなかったし今後もないと断言できる。

少なくともあたしは。

あたしの前任、どれだけ仕事ができなかったんだ。

「いいわよ」

使えないお局の尻拭いは屈辱だけど少なくともあたしはちゃんと仕事はする。

「恭士郎からも頼まれてるしね」

「キョウシロウさまが?」

「あいつに様はいらないわよ」

伊達恭士郎という男はいかつい顔つきの割にまめな人間だということがこれまででわかった。

布団は折り目を合わせてきっちり畳むし金の管理もきっちりしてる。

そしてセシリアのこともエクレールにきっかり指示してきた。

・言葉を教えろ

・飯を食わせろ

・相談に乗ってやれ

なんだろう、言ってることがまともなのが非常に面白くない。

「エクレールは」

と、セシリアはエクレールを見上げて尋ねる。

「キョウシロウさまの愛人なのですか?」

「違う!」

そうだった。

そういえばこの子もかなり異なった文化の世界の出身だった。




「本日はご足労いただきありがとうございます。この店は小職の行きつけでしてご足労いただいたお詫びと言ってはなんですがお代は小職が持たせていただきますよこの店はスパゲッティが評判がいいんですよスパゲッティって分かります?過去に『イギリス』という世界から来た渡来人が伝えたとされる料理で本来は『スイス』という山岳地帯に自生する果樹の枝を茹でて調理するらしいのですがあいにくここ『緋ノ(ヒノモト)』には類似の植物が自生していないので小麦を練ったもので代用していますがなかなかの再現度だと評判はいいらしいですよ小職も出来がいいと思ってましてよく通わせていただいていまして、あ、これは名刺です」

恭士郎の取引相手の『東城護』という男は20代前半、大学か大学院を出た新卒といった風貌の白衣の男だった。

「お、おう、伊達恭士郎だ」

恭士郎が名乗ると東城はさらにテンションを上げる。

「その名前、もしかして日本出身ですか?奇遇ですね小職日本人とは何かと縁がありまして実は祖父が日本人なんですよ何でも『帝国陸軍』というところで働いていたそうでよくその頃の話を聞かせてもらいました知ってます?我々『緋ノ本人』と『日本人』は遺伝子的にはほぼ同じなんですよというか過去に大量に渡来した日本人の子孫が我々で祖先は同じだという学説もあるんですそのその論文というのが

「待て待て待て待て待て」

開幕仕事と関係ない話に脱線を始めた東城を遮る。

身を乗り出していた東城はしょんぼりした様子で対面に着席した。

「まずは仕事の話をしよう。いいな?」

「ええ、では本題に入りましょう」

仕事と言ったら露骨にテンション下がったぞ。なんだこいつ。

「小職が現在携わっているプロジェクトがありまして」


―人造渡来人計画


東城が出したA4用紙のタイトルにはそう書かれている。

「社外秘なので見たら返してください」

それを俺に見せていいのか?

「先程説明したように、我々『緋ノ本人』と『日本人』は遺伝子的にはほとんど違いがないんですよ」

そんなこと言ってたかこいつ?

「お、おう・・・」

まあ、とりあえずうなずいておく。

また話が脱線するとめんどくさい。

東城が言うには、日本人が使える奇跡(スキル)を遺伝子的に近いはずの緋ノ本人が使えないことは本来ではありえないということらしい。

そしてこれは、解決可能な課題である。というのがこの東城が所属する『ベルンハルト財団』の見解であり、課題を解決することがプロジェクトの骨子ということだ。


だが、少し待ってほしい。

日本人が全員目からビームを出したり風を操ったりできるか?

答えは『否』だ。

少なくとも恭士郎は目からビームを出す日本人は見たことがないし日本で公務員してた頃は恭士郎もできなかった。

それに、転生前に女神:エクレールがこう言っていた気がする。


奇跡(スキル)は誰も彼も使えるわけじゃないわよ。ていうか、奇跡(スキル)を使う才能が ある一握りの『逸材』を選りすぐって奇跡が必要な世界に転生させるのがあたしの仕事だからね。


つまり、緋ノ本で奇跡(スキル)を使っている連中は一握りのミュータントだということだ。

となれば奇跡(スキル)が使える日本人と遺伝子が近いから自分達も使えるはず、という前提は成り立たないのではないか?


と言おうと思わなかった。

言えばまた面倒な長話が始まるのはわかりきっている。

そして恭士郎にはこの男のプロジェクトの成否はどうでもいいことだった。

この男の依頼をこなして金をもらう。恭士郎の興味はそれだけだった。


「そこでこれです。朝陽、あれを出しんさい」

本日5本目になるタバコの吸い殻をコーヒーに浸しながらそう考えていると東城は隣に指示を出した。

よく見れば焦げ茶色の紙が一房揺れている。

「こえ?」

「そう、それ」

滑舌の悪い子供の声に東城が答えると東城の隣から5~6歳くらいの子供が顔を出した。

大きな目のたぬき顔の娘だ。東城の娘か?それにしては似ていない。

「こえ!」

そのたぬき顔の娘は恭士郎の前に何かの機械を置いた。

「よしよし、ようできたな」

「よーできた!」

褒められたのが嬉しいのらしいたぬき顔の娘の頭を撫でながら東城は説明を始める。

「こちらはベルンハルト財団が開発した模造神器、『イーグルアイMk3』になります」

その機械はヘッドホンのような見てくれだった。

円形の耳あてが2つ。その両側からハチマキのようにリング状の金具が両者を接続、さらに右の耳あてには半透明のレンズ(ガラスかポリカか材質はわからん)がついている。

スカウター、それが恭士郎のイメージの中で近い。

「我々のプロジェクトの一端として、機械的なアプローチから渡来人の奇跡を使用できるようにするというものでして、これはその試作品になります」

―模造神器

東城が言った言葉で大体の意味は分かった。

つまり、この機械を使えば何かの奇跡(スキル)を覚えてなくても使えるようになるということか。

「これは『鷹の目』の奇跡(スキル)がプログラムされていまして、被ってみていただきたい」

言われるままにイーグルアイMk3を取り付ける。そしてスイッチを押すとポリカ越しに映る人間から青い光が見えた。

「設計通りであれば周りの人間が青く光って見えるはずですがどうでしょう?」

「ああ、光ってる」

それはよかった。

と東城はたぬき顔の娘の頭を撫でる。

「先日Mk2改を別の渡来人にテストしてもらったのですが、出力制御の回路に不備があったのか脳が爆発してしまいまして・・・改良が成功してよかった」

「よかった!」

たぬき顔の娘は鞄からラップトップPCを取り出して東城に渡すと、東城は何かのグラフの画面を見せてくる。

「そういうわけで、『狂剣(マッドブレイド)』殿には試作品のモニターになっていただきたいのです。装置起動時の脳波、理力値、心拍数、血圧などは本体左側のメモリーカードに保存していますので、週一でデータを回収させていただきます。また、使用感や要望などがあればこちらの書類に書いていただきたい」

この装置の運用が良好であれば量産して外人部隊への販売も視野に入れている。

と東城は言う。

「そちらとしても悪い話ではないかと思いますよ」

「金払ってくれるんなら断る理由はねえよ」

「助かります。この時期は熟練の渡来人はほとんど冬籠り前で依頼を受けてくれないので」

「だろうな」

この時期じゃなくても頭が吹っ飛ぶモニターをやりたがるやつがいるとも思えんが。

いや、外来種に生きたまま食われるよりは楽に死ねるかもしれん。

「ところで」

恭士郎はさっきから気になっていたことを東城に訊いてみる。

「赤く光ってるのは、ありゃ何だ?」

術式(コードに不備がなければ、と東城は前置き。

「直接的、および間接的に使用者を加害、攻撃する意図を持った個体です」

「それはつまり敵ってことか?」

「そう言ったつもりです」

直後、店内に銃撃音が響き渡った。





「あー、いー、うー」

「あー、いー、うー」

女神エクレールはセシリアに日本語を教えていた。

セシリアは言葉を覚えることに意欲的で、すぐに最低限の単語は使えるようになりそうだった。

「ゴギガ・ガガギゴ」

「コゥ!キィ!カァ!カァ!カ!キィ!コ!」

言語体系が違うことは大きな壁がいくつもある。

セシリアのいた世界では濁音を発音する言語体系ではないらしく、声帯を振動させるのは難しいようだ。

一生懸命なセシリアをみてるとこういういたずらをしてみたくなる。

「あれは?」「き」

外の外来植物を指差すとセシリアはすぐに答えた。

この子、賢い。

もともと良いところのお嬢様だとは聞いてたけど学ぶことに対する意欲があり物覚えもいい。

あの使えないババアの代わりにこの子がいればよかったのに。

気を良くしたエクレールは次々に家の中のものを指差していく。

「これは?」「トケイ」「これは?」「ユカ」「これは?」「ツクエ」「これは?」「イス」

「じゃああたしは?」

「アイシィン」

「違う!」

言語体系の違い以上に文化の違いは大きかった。

セシリアは恭士郎を貴族か何かと思っていて、自分のことを愛人だと信じてしまっている。

なんとか誤解を解こうとしたけどことごとくが裏目に出て逆に愛人だと信じ込んでしまった。

「エクレール」

発音しづらい日本語に疲れたのか、セシリアは母国の言葉で尋ねる。

「キョウシロウさまは、有力な貴族とお見受けするのですが」

いや、そのお見受けは根本から違う。

「なぜ、使用人も雇わずこのような物置に住んでるのでしょう?」

この家は恭士郎は自殺した議員の別荘だと言っていただけあってふつーの一戸建てより圧倒的に広いんだけど、それでもこのお嬢様には物置扱いらしい。

「いやー結構広いと思うけどな―」

この子とは住んでた世界がだいぶ違うらしい。


銃声は入り口から、入り口の開き戸の取手がスラッグ弾で破壊されるとともに武装した三人が乗り込んでくる。

目出し帽からかすかに見える金髪、茶髪、青目は緋ノ本の人間のものではない、転生者か?

「お客様、お金がいるなら銀行は向かいです!」

「うるせえ!」

止めに入った店員が二発目の散弾で射殺される。


火炎弾ファイアボルト


「こいつら渡来人だ!退避しろ!退避!」

散弾銃とバレルを切り詰めた分隊支援火器で応戦しようとした店員が厨房に押し戻される。

三人の乱入者は3手に分かれ周囲を捜索する。

「どうやら、『鷹の目』の敵味方判別は有効に機能しているようですね。朝陽、頭を下げんさい」

「うん!」

東城がたぬき顔の娘を机の下に伏せさせる。

その頭上を乱入者Aの怒号が飛ぶ。

「目標は白服の男だ!白服を探せ!ガキは殺すな!」

どうやら目標は東城のようだ店内に白服はこの男だけだ。

「どこかの企業か旅団が雇った外人部隊のようですね」

財団の研究員や研究成果、もしくはその両方を目当てに産業スパイが寄り付くのは割とある、と東城は言う。

子飼いの手下を使うとしくじったときに足がつく事があるので、架空の依頼人をでっち上げて外人部隊をけしかけるのは別に珍しくないということだ。

「おい若造」

その話を聞いた恭士郎の判断は早い。

「用心棒はいらねえか?」

「いくらでお願いできます?」

「あの程度なら、一人200万ってとこだ」

この時期に依頼を受ける転生者は少ない。

腕の立つ転生者は大口の依頼を受けて金を貯めてる時期だからだ。

そして、この時期にせっせと働いてるやつは大口の依頼を受けられない三下だ。

そこまでふっかける必要はない。

それに、この東城という若造、女みたいな面に似合わず白衣の下はなかなかに鍛えているようだ。それなりに覚えはあるだろうし、この落ち着きを見ていると自力で脱出する算段も持っているかもしれない。

まあ、小遣い稼ぎになればいいだろう。

「いいでしょう。今日の護衛代と前金は本日支払わせていただきます」

「よし、任せろ」

恭士郎は椅子から立ち上がると目出し帽の三人を見回す。

「何だてめえ!」

「おい、後ろに白服がいるぞ!」

「邪魔すんならてめえも殺すぞ!」

三人の注意が恭士郎に向き戦闘が開始された。

まずは一人目、散弾銃の男が銃口を恭士郎に向ける。


風鎚エアハンマー


恭士郎の奇跡(スキル)はすでに発動を終えていた。

「ごばぁ!?」

圧縮した空気の塊が散弾銃の男の顔面に直撃し砕けた歯の破片が店内に散らばった。

「てめえ!」

吹き飛んだ散弾銃の男が頭から柱に激突するより早く残る二人は奇跡(スキル)を発動していた。


火炎弾(ファイアボルト)


二人目が放った火球も恭士郎は危なげなく対処する。


風鎚エアハンマー


圧搾空気の塊、先程と違うのは集める空気の内容。

酸素を排除し、窒素と希ガスを固めた空気の塊で火球を吹き消す。

「何だと!?」

二人目の驚愕には興味はない。


―アクティブスキル:脚力強化


この間に3人目、リーダー格の乱入者Aは間合いを詰めていた。机の間を縫うように低い姿勢で接近する。


恭士郎は咥えていたタバコをつまみ乱入者Aに投げる。

「悪あがきか!」

そう思ったならお前の負けだ。

恭士郎は再び空気を集める。今度は先程とは逆の組み合わせ、酸素を集めた空気の塊を投げたタバコに吹き付けた。

「ぐあああああああ!?」

酸素に触れた火種は急激に燃え上がり乱入者Aを包み込む。

「ぎゃあああ!熱い!消してくれ!頼む!」

のたうち回る乱入者Aの顔面を蹴り飛ばして黙らせると残りの一人は尻尾巻いて逃げる途中だった。


―パッシブスキル:先制


追撃しようとした恭士郎に別の行動が割り込んだ。


―パン!


軽い銃声とともに最後の一人が倒れて動かなくなる。

音源は東城の右手、そこで煙を吐く六連発のリボルバーだった。

放たれた銃弾は逃げる逃走者の後頭部から脳幹を撃ち抜いて絶命させたようだ。

「これで終わり、小職が一人仕留めたので護衛代は400万とさせていただきます」

「問題ない」

昏倒した二人の転生者は出てきた店員が厨房に引きずっていく。

「その体はどこへ?」

東城の問に店員は答える。

「バラして臓物を旅団に売り捌くんですよ。修理代にはなるでしょ」

それなら、と東城は自分の名刺を店員に渡す。

「それならベルンハルト財団が引き取りますよ。渡来人のサンプルを探してるチームもいるので、彼らなら旅団に売るより高く買ってくれます。生きたサンプルが欲しいとのことなので、バラす手間もいりません」

「へー」

「いつもお世話になっているので、ほんのお礼です」

店員が乱入者を片付けると、退避行動を取っていた客も何事もなかったかのように食事と談笑に戻った。

緋ノ本ではよくある光景だった。



日が沈むより少し早く、恭士郎の車が帰ってきた。

最初に恭士郎を迎えたのはセシリアだ。

車から降りた恭士郎に向けて45度状態を倒す。

「オカエリ、ナサイ」

「なんだチビ、日本語覚えたのか」

「そうよ、すごく覚えがいいんだから」

恭士郎が褒めたことに気を良くしたのはエクレールだ。

「まあいい、荷降ろしを手伝え」

車の荷台にはプラケースが詰まってる。

「非常食と調味料、保存用の香辛料、武器弾薬、後お前らの着替えを見繕ってきたぞ」

荷降ろししたプラケースの中には恭士郎のそれより小さいサイズの服に下着、どれも男のセンスで選んだような代物ばかり。

「着たきりよりはいいだろ?」

エクレールは言う。

「サイズが合ってないんだけど」

「装備に体を合わせろ」

セシリアは自分の服を見て体に当てる。

「オオキイ・・・」

「食って太れ」

「あんたもう少し言葉を選びなさいよ」

恭士郎は耳を貸さない。

「これでとりあえず冬は越せそうだ。だがまだ借金の返済は残ってる」

恭士郎はエクレールを見る。

「女神の仕事は、まあ適当にやってくれ」

「何よそれ」

「金作るのも依頼するのも俺より『帳簿係』のおっさんの方が当てになるからな。緋本原に行くなら車は貸してやる」

恭士郎はヨタヨタとプラケースを運ぶセシリアからプラケースを取り上げる。

「全く貧相なガキだ。少しはマシになるように鍛えてやらねえとな」

「オネカイ、シマス」


恭士郎の借金残高  :4500万縁

エクレール神器回収 :進展なし




To_be_Continued.

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