(15)オレは行商人を救う
森の民と別れて丸1日ほど歩いたところでようやく街道が見えた。
ジュリアによるとウルズスラまで半日もかからないだろうとのこと。
ロビーナも同意していたので、たぶん確かなのだろう。
オレたちは街道に出て、ウルズスラ方面へ歩き出す。
「ジュリアに質問です。ウルズスラとはどういう意味なのですか?」
ロビーナは、いや森の民全般かもしれないが人間の町の名前などにはあまり詳しくないのだろうか。
「ウルズは知ってるでしょ? 魔物の名前」
「ええ。でもこの辺には生息していないはずです」
「そうなの。私もそれについては疑問に思ってるんだけど、とりあえず意味はウルズの守り手、みたいな感じだったと思うわ」
「人間がウルズを守るのですか? 普通は逆のような気がしますが」
「そんなの私に言われても知らないわよ」
2人の会話でオレも情報を得られるのはありがたいのだが、そこはかとなく漂う疎外感。
あ~、少し前までのオレは会社でいつもそんな感じでしたよ、ええ。
ある意味懐かしいんですけどね、この感じ。
「ごめん、ウルズってなに?」
でもやはり聞かずにはいられない。
「ウルズは森や山に生息する魔物です。見た目はキュベラスを小さくしたものに似ています。もちろん頭はひとつだけです。」
「えっ、キュベラス!? もしかしてめちゃめちゃヤバイヤツなの?」
驚いてついタメ口になってしまった。
許してロビーナ。
「メチャメチャヤバイ……?」
ロビーナは混乱している。
「私もウルズは見たことないけど、父さんが言うにはガームよりちょっと強い程度らしいわよ」
「そうなんだ。ガームよりちょっと強いか……結構手強いな」
「魔法を使えば倒すのはそれほど苦労しないと思います」
ロビーナが断言する。
そうなの?
「でも私のあの風属性の魔法、動いている魔物に当てるのは難しい気がするなぁ」
「それは少し練習が必要かもしれませんが、大丈夫です。当たります」
「ホント? ロビーナの言うこと、信じるからね!」
「信じてもらえて嬉しいです」
風属性の魔法で自信をつけたジュリアは早く実戦で使ってみたくてウズウズしているようにも思える。
お願いだからオレに当てないでね。
慣れないうちはくれぐれも慎重にお願いします。
念のためなるべくジュリアの前には出ないように気をつけよう。
「あっ!!」
ジュリアが突然大きな声を出して立ち止まる。
「なに?」
「どうかしましたか?」
オレたちも当然立ち止まり、何事かジュリアに問う。
「私たち、お金持ってないんだった。ウルズスラに行ってもこのままじゃ何もできない……」
「そういえばそうだったな。すっかり忘れてた」
そうなのだ。オレとジュリアは無一文なのだ。
思えば、狩りをしている辺りからだんだんとそういう現実的な問題から目を背けていったような気がする。
「お金なら私が少し持っています」
「えっ!?」
「そうなの?」
さすがは森の民、ぬかりはないですね。
でも、ロビーナにお金を借りるのもなんか違う気がする。
「でもロビーナに借りるのは悪いわ」
ジュリアも同じ気持ちのようだ。
「遠慮する必要はありません。私たちはもう仲間なのですから。困った時は助け合うのが当然です」
「じゃあわかった。後でちゃんと返すから」
ジュリアの切り替えの早さは相変わらずだ。
確かに後で返すのならそこまで心苦しくはない。
そうだ、出来るだけ早く返そう、そうしよう。
「アスカもそれでいい?」
「うん。頼むよロビィ」
「ロビィ?」
ロビーナがきょとんとした顔になっている。
しまった、さすがに唐突すぎたか。
ロビーナとの関係をもう一歩深めるため、ニックネーム呼びにしてみたんだが。
「え、ダメ?」
「なにがダメですか?」
「いや、ロビィって呼び方が」
「それは私のことだったのですね。すみません、今理解しました」
「いいね、ロビィ。私もそう呼ぶことにする! いいでしょロビィ」
すぐに乗っかるジュリアだった……。
さすが、やりおるわ。オレにアドバンテージを与えないとは。
「……はい。少し恥ずかしいですが」
ロビーナ、もといロビィの頬に少し赤味がさしている。
照れてる表情も可愛いなぁ。
新しい呼び方が決まったところで再びウルズスラに向かって歩きはじめる。
とりあえず何かうまいものを食べたいなぁ。
あと風呂にも入りたい。あるかなぁ風呂。
そこからはロビィ呼びを定着させるために、ジュリアとオレでしつこくロビィを連呼しまくった。
用はなくともとにかくロビィと言ってみる。
ロビィもだんだん慣れてきて、最初のぎこちなさは無くなっていった。
こうしてロビィがロビィとして完全に定着したと思われた矢先に問題発生。
「きゃあああッ! 誰かッ! 誰か助けてくださーい!」
遠くから声が聞こえた。
見ると100mほど前方に人影がパラパラと見える。
何やら争っているような動きだ。
「行くわよッ! アスカ、ロビィ」
「了解」
「わかりました」
先に駆けだしたジュリアに遅れぬよう、オレとロビィも走りだす。
よし、我流神足ッ!
「ちょっとアスカ、ずるいッ!」
「お先に~ッ」
一瞬でジュリアを抜いて先頭に躍り出る。
どんどん近付きながら、前方で起きている状況を理解する。
初老の男性と少女2人の一行にガラの悪い男3人が絡んでいるようだ。
1人の男が初老の男性の荷物に手をかけている。
もう1人の男が少女2人にちょっかいを出している。
3人目の男は、少し離れた場所で立って様子を見ているといった状況だ。
この3人目の男の気配がやや気になるが、差し当たり問題なのはそれ以外の2人なのでそちらの排除を優先する。
少女にちょっかいを出している男に手を出す直前に、もし後ろからジュリアがあの風属性魔法を放ったらオレに当たるんじゃないかと思って一瞬警戒しかけたが、さすがにそれはないだろうと思い直して行動開始。
男の右手首を極めてくるっと回して背中から地面に叩きつける。
なんならついでに腹部へ思い切りストンピング!
「ぐはぁぁぁぁッ!!」
男は悲鳴を上げた後も死にそうな勢いでカハッカハッと咳き込んでいる。
一生そうやってろ!
突然の事に動転した様子のもう1人の引ったくり男にはとび蹴りを喰らわせる。
くぐもった声だけをその場に残して男の体は10数m先へすっ飛んでいった。
ほい二丁上がり。
にしてもよく飛んだなぁ。
ついでに初老の男の手荷物も一緒に飛んでいってしまったが、それは自力で回収しておくれ。
で、3人目はどうしてるかなっと目をやると、最初と同じ位置で同じようにこちらを眺めている。
ただ、表情は先程とは違い、口の端を吊りあげて笑っている。
目もさっきよりも鋭さを増しているようだ。
今のオレの動きを見ても動じないとは……。
ジュリアが追いついて少女2人を保護する。
ロビィは……まだ追いついていなかった―――。
おい! 真面目に走れ!
「あれは、まさか森の民か?」
ロビィを見て男が口を開いた。
少ししゃがれたような声だが、若い。
見た目で30前後かと思ったが、もっと若いのか?
「お仲間はこんな状態だが、お前はどうしたい?」
例によって極力低めの声を作って男に尋ねる。
「ハッハッハ。まさかこんな結果になるなんてなぁ。あんたらの事は見えてたんだが、女3人だったんで正直眼中になかったんだ。すまなかったなお嬢ちゃん」
なんだこいつ? この状況で余裕こいてる場合か?
それともよほど腕に自信があるのだろうか。
小娘扱いも腹立たしいが実際その通りなのでそこを反論するのもなんだかなぁ。
ふとロビィの方に目をやると、なんと弓に矢を番えてびっしり引絞ってるじゃありませんか!
「ちょっと待てロビィ! 早まるな!」
止めようと声を上げたが、遅かった。
ピシュッ!
ロビィの弓から放たれた矢が一直線に男の眉間に向かって飛ぶ。
が、直後に矢は男の後方へ抜けていった。
―――何だ今のは?
「まさか! この距離で私が外すなど……」
ロビィ本人も相当ショックを受けているようだ。
にしても今の動き、明らかにタダ者ではない。
矢が放たれた瞬間、自然な動きで体を捻ってまた何事もなく元の体勢に戻っていた。
矢の軌道を予め知っていて、それを絶妙なタイミングで尚且つ最小限の動きで避けたのだった。
もしかしてこの男もアスカのような動体視力の持ち主なのだろうか?
オレの中の警戒注意報がMAXに鳴り響いている時、ジュリアが意気揚々と一歩前へ出る。
「さ、そろそろ私の出番ね。2人とも手を出さないでよ」
少女2人は離れた場所に避難させたようだ。
出遅れた分を取り戻そうとでもいうのか、バリバリの臨戦態勢。
しかも既に魔鉱石の腕輪を装着済みだ。
「待てよ、オレはただ見てただけだ。何もしてないぜ。それでもやるってのか?」
男の言い分は確かだが、ひとつだけ重要な点に言及していない。
お前はこの2人の下衆男の仲間だろうが。
それだけで充分有罪確定だ。
「こんなひどい事しといて、今更言い逃れしようったってそうはいかないわよ!」
当然ジュリアにも言い訳は通用しない。
ジュリアは剣を抜いて男へ斬りつけるよう踏み込む。
と思わせておいて、実は男が避けやすいような間合いだ。
案の定男はすっと身を引いて避ける。
そこへ一見空振りするように見せかけた風属性の魔法が飛んでいく。
ヒュッ。
余裕で避けたつもりの男の頬がスッパリ切れて血が流れ落ちる。
残念、外したか。
っていうか、あれまともに当たったら完全に死んでるぞ。
さすがにいくらなんでもそれはマズイんじゃなかろうか。
わかってるのかな、ジュリア。
「……なんだ今のは? 女、一体何しやがった!?」
「さぁて、何でしょう? でもさすがね。ちゃんと避けてくれてありがとう」
なるほど、そういう事か。
ロビィの矢を避けたのをジュリアも見てたに違いない。
それで魔法の実戦訓練用の当て馬にしたのか。
「森の民に、妙な技を使う赤毛、そしてドスの利いたお嬢ちゃんか。いいねぇ、ゾクゾクするぜ」
なんだコイツ。
ちょっと気持ち悪いんだけど。
改めて見るとこの男、ルパン三世の次元大介みたいなルックスだな。
黒スーツっぽい上下(この世界にもスーツってあるんかな)。
ネクタイと帽子はないが、黒髪でもみあげとあごひげが繋がっているところとか超似てる。
武器は……腰の両側に大きなナイフみたいなものが下がっている。
サバイバルナイフっぽい凶悪な雰囲気だ。
それでいてさっきからの身のこなし。
へぇ、なんかちょっと興味湧いてきた。
改めて尋ねよう。
「もう一度だけ聞く。お前はどうしたい?」
コイツは他の2人とは全然出来が違う。
もうすぐ町へ着くんだから、無用な争いは極力避けたい。
「そうだなぁ、どうすっかな。とりあえず降参ってことで見逃してくれや」
男は両手を上げて首を振る。
ふざけたヤツだ。
「でもその前にこの傷治してくれねぇかな。せっかくの男前が台無しになっちまう」
しかもその要求。
肝っ玉も相当座っていると見た。
「ロビィ、治癒魔法って使える?」
自分の責任だと思ったのか、ジュリアがロビィを促す。
が、その目論見は見事に外れる。
「ええ。でもこの男には使いません」
「どうして?」
「私はこの男が好きではありません」
「ありゃあ、振られちまったかぁ」
あくまで懲りない男だ。
「お前、名前は?」
とりあえず聞いておくか。
「ホークだ。男前のホークって呼んでくれ」
「バカか」
「バカね」
「私は好きではありません」
美少女3人に立て続けに言われたら、男の面目も丸潰れだ。
「あっははははは。いいねぇ気に入った! オレぁあんたらのファンになるぜ。んじゃまたな。そのうちに」
自己完結してくるりと背を向けてウルズスラの町の方へ歩き出す。
頬を指で撫でて血を舐めている。
「おい! 仲間はいいのか?」
さすがにマズイだろうと思って聞いてみる。
「煮るなり焼くなり好きにしろ」
振り向く事もなく言い捨てる。
いや、そんな面倒な事こっちも御免なんだが。
「あの、助けていただきありがとうございます」
「ありがとうございます」
危険が去ったのを見て、少女2人が近寄ってきた。
初老の男はどうした?
あ、飛んでった手荷物を回収中でしたか、どうもすんません。
「大丈夫? 怪我はない?」
ジュリアが優しく声をかける。
「はい、2人とも大丈夫です」
年が上と思われる方の少女が答える。
年下の方はロビィの耳を興味深く見つめている。
この2人、特に顔が似ているわけでもないので姉妹ではなさそうだ。
「あなたたち、名前は?」
「キャシーです」
「フォスです」
年上の方がキャシーで年下の方がフォスだそうだ。
「私はジュリア。そっちがアスカ。この後ろの人はロビィよ」
フォスが再びロビィの耳に釘付けになる。
さすがに気まずくなったのか、ロビィがフードを被って耳を隠すとフォスが残念そうに俯いた。
そこへようやく初老の男が手荷物を回収して戻ってきた。
「いやはや、大変な目に会いましたが、みなさんのおかげで助かりました。ありがとうございます」
一応笑顔を作っているようだが、ちょっと目が笑ってないというか目の奥が怖い感じの人相だ。
まぁさっきまでの様子から戦闘関係は全くダメなのはわかっているが。
「いえ、この子たちも無事のようで安心しました」
こういうやりとりはジュリアに任せた方が大概うまく行くのがわかっているのでよろしく。
「私どもは行商をしながら旅をしている者です。これは少ないですが、助けていただいたお礼です。どうかお納めください」
お! もしかしてお金?
やっぱり人助けはするもんだよねぇ、うん。
ジュリアもちょっと期待してたのか目が輝いている。
しかし―――
「お金は必要ありません」
ちょっとロビィ、何言ってんの?
オレたち無一文でお金は必要なんだって。
それにお金が手に入ればロビィにお金借りなくて済むんだし。
「ですが、それでは私どももお礼のしようがなくなってしまいます」
「お礼は気持ちがあれば充分です。お金のために人助けをするわけではありません」
なんだその正論はッ!
世間知らずの石頭なのか森の民というのはッ!?
もっと世の中を知るためにオレたちに同行したんじゃなかったのかよ。
人間社会では人の好意を素直に受け入れることも重要なんだよ。
郷に入っては郷に従えという言葉を知らんのか(まぁ知らんだろうが)。
心の中だけで反論させていただきました……。
「本当によろしいのですか? ありがとうございます」
あーあ、もう払う気なくなちゃってるよ。
もう!
「いえ、どうかお気になさらず」
ジュリアが笑顔で対応している。
ジュリア、大人だなぁ。
いや、オレの方が大人なのに大人げなくて大人力で負けた大人はオレの方だった。
くっそお、負けた負けたぁーッ!
「それでは失礼します。行くぞ、お前たち」
初老の男が少女2人に声をかけ、連れだって町の方へ歩いていく。
途中、振り返って3人でもう一度おじぎをしてまた歩き出す。
うん、悪い気はしないよ。
お金もらってないから後ろめたさもないしね。
「今の人たち、行商をしてるって言ってたけど何を売ってるんだろうね」
ジュリアがふと思い出したように呟いた。
「そう言えば大きな荷物もないようだし、なんなんだろう?」
「商品は売り切れたのではないですか?」
ロビィの言うように売り切った可能性はなくはない。
が、最後に少女2人に声をかけた時の感じがちょっと気になるんだよなぁ。
う~ん、あまり邪推はしたくないが……。
「あの男たちが逃げて行きます。追いますか?」
ロビィの見ている先には無様に駆けている2人の男の姿があった。
幸いヤツらは町とは反対方向へ向かっていた。
「別にいいんじゃない。放っといても」
「賛成」
ジュリアに賛成。
ロビィも異論なしという表情。
「それよりもあの男だけど……」
ホークとかいう男の話をもう少し共有しておきたい。
「強いと思う。ロビィの矢をあんな至近距離で避けたし、私の魔法も掠っただけだった」
「私のはたまたま偶然外れただけです。次は確実に仕留めます」
ロビィ、意外と負けず嫌いだったんだな。
「ホークか……先に町に行ってるよな、あれ」
「また会うかな?」
「私は会いたくありません」
「なぁ、なんでロビィはそんなにホークが嫌いなの?」
「目つきが気に入りません。猥雑な目つきです」
「猥雑?」
「なに、猥雑って?」
ジュリアの語彙にはそういう下品な単語は必要ないから。
知らなくていいよ、そんなの。
「下卑て淫らで下品という意味です」
嗚呼ロビィ…………。
ロビィはよく知ってるんですね。
「あ、全然関係ないけど、ロビィっていくつなの?」
ジュリアの質問、オレも実はそれ気になってた。
「森の民って確か寿命が長いんでしょ?」
やはりそうか。エルフなら当然だ。
「私は生誕から176年目を迎えました。まだまだ若輩者です」
「176!?」
「マジか!」
オレらなんかより断然年上だろうとは思ってたがいざ具体的な数字が示されると改めて驚く。
176年もこの世界で生きてきたのか。
そりゃ色んな事も知ってるだろうさ。
もう経験済みなのかな?
いや、なんといいますか、こんな所で申し上げるのもアレなアレについてですハイ。
「ちなみにリグナスさんは?」
気になるので聞いてみる。
「兄は生誕から241年目を迎えました。私は兄を心から尊敬しています」
誇らしげに言うロビィ。
リグナスの事、本当に好きなんだな。
あ、いや兄妹で云々などという事は考えてないですよモチロン。
「すごいな。改めて森の民に敬意を表するよ」
素直にそう思う。
241年とか、人間にとっては気の遠くなるような年月だ。
その年月を生きて、あんな風に立派に隊のリーダーをやってて、妹もこんなに可愛くて……。
「ありがとうございます、アスカ」
「さ、私たちもそろそろ行こう。もうお腹減った」
ジュリア、君はいつも正直だ。
そしてオレたちを引っ張ってくれる。
今、間違いなく君がオレたちチームのリーダーだ。
「よし、早く町へ行って腹いっぱい食うぞ。ロビィのお金で!」
「はい、私がお金を出します」
3人で笑いながら歩き出す。
2人より3人がいい―――確かにその通りだ。
仲間は多い方が楽しい。
但し、多ければ多いなりの問題も出てくるのは必定。
これからオレたち3人に何か問題が起きるのかどうかはまだ誰も知らない。
ウルズスラの町がもうすぐそこに見えてきた。
町の周囲は城壁のような壁でぐるっと固められている。
道の先にあるのは城門。
通行証のようなものは特に必要ないらしい。
最初に目指すのは飯を食える所だ!!
読んでいただきありがとうございます。
色々とまた新しい登場人物が出てきました。
次回はウルズスラでの話になります。
引き続き応援よろしくお願いします。




