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魔法潜水艦オシリス  作者: 天空ヒカル
第3部 外交交渉
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第2話 【外交戦開始】

オシリス計画のために日々奔走するタナカ少将の元にアンダーソン中将から突然電話があったのは、チャーリーの事件からおよそ2ヶ月後の事である。


「アンダーソン中将、お久しぶりです。

まさかまた緊急事態という訳ではないでしょうな。」


「ハハハ、今日はさすがに緊急事態のご連絡ではありません。

実は所用で久しぶりに東京に来ているのです。

急な話で申し訳ないのですが、今夜にでもお会い出来ませんか?

せっかく東京に来たので、タナカ少将に直接ご挨拶したいのです。」


タナカ少将は夕方からの予定が突然キャンセルになってしまい、時間がぽっかり空いている。


しかしこれは偶然ではない。中央情報局(C I A)の工作である。


もちろんアンダーソン中将の言う「所用のついで」もウソであり、アンダーソン中将はタナカ少将に会うために東京に来ている。


さらに言えば、アンダーソン中将からタナカ少将への電話についても、事前に中央情報局(C I A)職員と綿密な打ち合わせが行われており、工作の効果が最大限に発揮され、しかも不自然に思われない絶妙なタイミングが選ばれている。


全てはタナカ少将に関係者との打ち合わせの準備を与えないための工作である。

用心深いタナカ少将であっても、中央情報局(C I A)が仕掛けたプロの工作を見抜く事は出来なかった。


「構いませんよ、ちょうど今夜は時間が空いているのです。」


「それは運が良かった!今夜は赤坂にあるグランドパークホテルに宿泊する予定です。

ホテルの最上階のスカイラウンジに18時でいかがでしょうか?」


アンダーソン中将は、タナカ少将の今夜の予定が空いている事を、まるで初耳であるかのように驚いて見せると、まんまとタナカ少将を呼び寄せる事に成功した。


外交戦の第一ラウンドはアメリカの勝利である。

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