第11話 【会敵】
グレートヘイブンを出港してから4日後、オシリスはついに敵艦とのランデブーポイントに到着した。
そのままオシリスはランデブーポイントに留まり、シオリとレイナが交替で周辺海域の監視を続行する。
後は敵艦が来るのを信じて待つだけだ。
ランデブーポイント到着の10時間後、目を閉じて、ひたすら索敵に集中していたレイナが突然目を開ける。
「何か来る!」
「レイナ、それは潜水艦なのか?」
「・・・多分そう。距離は30km以上離れていると思う。シオリ、ちょっと見てくれる?」
「分かった」
自席で休憩していたシオリが、改めて索敵を行う。
「・・・うん、これは潜水艦。間違いない。真っ直ぐこっちに向かって来る。私達には全く気付いていない。」
「艦内を調べられるか?」
「やってみる」
ユウキの命令を受けて、シオリの意識が目標となる潜水艦に集中し、両者は魔法を媒介として一体になってゆく。
シオリは相手の潜水艦と一体となる事で、まるで透視するかのように艦内の様子を探る事が可能になる。
「・・・見つけた」
艦内の探索を始めてから僅か数分後に、シオリは艦長室に保管されたチャーリーを発見する。
シオリがチャーリーを探している間に、相手の潜水艦はさらにオシリスに接近したが、無音で停止しているオシリスには相変わらず気が付いていない。
「現時刻をもって対象艦を敵艦と断定、直ちに敵艦を拿捕するぞ。シオリ!」
ユウキの命令を受けて、シオリの魔力航行が発動し、敵艦を一気に制圧する。
「つかまえた」




