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怖恐 ~ 田代館の恐怖 ~  作者: くきくん
第八章 山小屋
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8-23

俺は心の方を見た。するとアイコンタクトを送ってる事に気付いた。せやけど、それがGOサインなんか、まだ様子見ろって事なんか微妙やった・・・。


ちょっと考えてる間に順の口撃が発動してもうた。


「所でさっきもちょっと聞きましたけど、ホンマに金脈の噂は知らないんでっか?」


なんと言う直球や!まあ、もうええやろ。この先、この件を説明した上で金脈を狙う連中から身を守る為の打ち合わも必要なんやし・・・。沢口と小柄は顔を見合わせてから二人共首を横に振った。


「さっきも気になってましてんけど、その金脈って何ですの?ホンマにサッパリ何の事なんかわかりませんわ・・・。」


順に話させたらややこしくなると思ったんか、心が簡単に金脈の噂と今置かれてる状況を説明した。


「なるほど。それでさっきはいきなり襲い掛かろうとしてたんですね。それにしたもそないな噂がネットで流れてたとは・・・。せやけど、普通はガセネタや思うて、軽く流すんちゃいますの?」


それには、順が答えた。


「わかってませんな。ネットを活用して金儲けしたろ思う連中は五万とおりますねん。安く仕入れて高く売る、いわゆるせどり、アフィリエイター、ネットショップと、まあ合法に稼ぐ者から、フィッシング詐欺なんかを働く輩もおります。そんな中情報収集だけで稼ぐ集団や一匹狼もいてますんや!ネットの情報の中には、ボロい金儲けのネタも実際あって、それらを常に監視、これはと思う情報は徹底的に調べ上げて、イケる!と、思ったら即行動に移すんですわ。」


俺もそこまで詳しい事は知らんかった。順は更に続けた。


「この金脈の情報はそれがしが調べただけでも、なかなかの信憑性があったから、行動に移してる連中は間違いなくいてますわ。実際にそれがし達もそういった連中と思われる者と、遭遇してますし・・・」


「なるほど、話はわかりました。つまり、ここでのんびり朝を迎えるのは難しいっちゅう訳ですね。小柄は見ての通り体も大きいですし、キャラはおねえですけど、きっと役に立つでしょう。」


「任せるのよ!あなた達まとめて守ってあげるわ!」


頼もしいんか、頼もしくないんかよくわからへんけど、まあ、数が増えたのは有難いこっちゃ。って、麻紀・・・また寝てるんかいっ!


「そういう訳で、まだ夜明けまで4時間くらいあるんで、それまでどうするかですわ。お互い精神的にも肉体的にも疲れてると思いますけど、交代で仮眠取った方がええかもしれません。」


心がそう提案すると、沢口は、


「いえいえ、僕ら昨日は仕事も休みやったさかいに寝過ぎたくらいですねん。そやから肉体的にはそれほど疲れてません。信用してもらえるかわかりませんけど、僕とコガッチで見張ってますんで、休んでもらっても構いませんよ。なんかあったらすぐ起こしますけど。」


たしかに二人は白や言うたものの、さすがに四人全員寝てしまうのはマズいんちゃうかな。と、順が、


「それがしは、さっき油断してもうたせいで、大事なブロマを奪われたんですわ。そやから、もう油断はせえへんと心に誓ったばっかりやし、それがしは寝たりはせえへん。太一君と心は寝てくれてもかまへんで。それがしに任せておけばノープログラムや!」


プロブレムやっちゅうねん!使われへん英語を無理して使うなや!それに俺も今の所眠気は無い。心はちょっと眠そうにも見えるけど・・・。


「まあ、そう言うなら皆で頑張りましょ!いつでも眠くなった時は言うて下さい。所でブロマってなんですの?」


あかん!それを説明さしたら長いんや!取り消せ!今すぐ取り消すんや!


「ブロマも知らんのでっか?ブロマっちゅうのは・・・」


はぁ・・・。始まってもうた。ブロマの説明だけでは終わらへんで。AKYの話題にSYKかSKYか知らんけど、どんどん話が逸れて収集つかんように・・・


結局、沢口は順に30分は延々と説明を受け、一気に沢口の顔にも疲労が浮かび上がってた。その点、小柄は途中からは歩く聞き流し、終いにはトイレに立ったまま、戻って来なくなった。多分、順の話を聞かされるんがうんざりで、その辺をブラブラしてるんやろ。


「・・・っちゅう訳ですわ。」


やっと終わったようや。


「お、おおきに。また、機会があったら僕も買ってみますわ。」


「いつでも連絡くれたら一緒に買いに行くのついて行きますわ!」


「わ、わかりました・・・また、その時は・・・よろしく頼みます。」


順に社交辞令は無いで。きっと、後でメアド聞かれて・・・想像しただけでも俺には耐えられへん。それでも、何事もなく30分過ぎてくれた。あと3時間半くらいか。このまま何事も無ければええんやけど・・・。


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