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輪珠の唄――始まり




 あの日の出来事を、覚えていますか?


 あの日の出来事は、幻ですか?





 それに答える者はいなくて、ひっそりと、鈍く薄汚れた小石のように、足元に転がるそれを、私達はただ……




 気づいて


 でも見ぬふりをして


 あるいは気づかず


 忘れ去る




 けれど時に




 振り返って


 拾って


 語って




 次の命へと引き継げて




 そして……また消えてゆく





 けれど


 

 散りばめた宝玉の残骸のようでもある、横たわるそれは


 煌めくそれは


 魂の輝き、生きた証、辿った軌跡



 どんなに小さく微かな輝きでも、それは私達を形作る、かけらとなる




 今の私達は、本当に実在するのですか?


 今の私達は、ただ消えゆくものですか?




 その答えは、答えられることのまま。


 でも手元に残る小さな石は確かに、

 その日、今この時のことを記憶しているのだろう。


 例え、誰に忘れ去られようとも。

 




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