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レンズノ空 〜Sky at the Lenz, Highly Above〜  作者: 白先綾
第二連「黒に至る」

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13/33

Non「決戦、シコク」

挿絵(By みてみん)

「おやおやお出でなすったか、初めまして。ピクニックは楽しかったかい迷い猫ちゃん?」

「貴女がシコクね? その節はどうも。楽しかったかはともかく、いい準備運動にはなりましたよっと」

 異空間から連れ戻されたアーロゥはシコクの閉ざされているらしい刻みの呪い内部へと侵入する。ここが一連のエリア構成を城に準えて例えた時の至黒城の本丸、本拠地だ。あどけない感じのアーロゥと比べ妖艶な女性だ、今の言い方だと異空間での顛末は筒抜けだと言う事か。またアーロゥの異空間での無駄な動きは戦いの予感による臨戦態勢としての興奮による物であるとは言えた。何処となく予見していたのだ、命の危険に身を晒す状況に陥る事を。

「魔法名はフロウが言ってたね、亜の六? 何か秘密が有りそうな名前だが…こちらも無駄話をしていると合流されて追い詰められて行く一方なんでね。奥の手を早速投入させて貰うよ、夢幻招来ヴィジュアライズ

 見た事の無いタイプの告死天使型が召喚された。羽根が大きい。これは多分ジャンプでは済まないだろう、飛翔して襲い掛かって来るタイプだ。いや…。

「羽根が矢みたいに飛んで来る!?」

 アーロゥはハイズの築き上げたソラ国領土と言う魔力の道は通っているとは言え透明化を温存しておきたいと願っていたが、思わぬ不意打ちにこちらとしてもの奥の手投入を余儀無くされた。相変わらずコントロールが効かない。

「なんだ何処へ消えた!?」

 シコクはあたふたと辺りを見回す。告死天使の方もノーリアクションで棒立ちだ、敵識別が出来ないとまるで動きの機転が利かないと見える。座標が固定された時、アーロゥの決死の覚悟に応じてか告死天使のすぐ左横に出られた。空かさず敵の左の翼の自由を奪うべくフロウに用意して貰ったおいた施しの矢を数本投入する。

「お小遣いばら撒き爆買いの術!」

 あっという間に敵の飛行能力をしばし奪ったアーロゥ。これで敵は飛べない上に右の翼から羽根の矢を射出するだけの準固定砲台化したと言う事だ。運も実力の内、アーロゥに勝利の女神は微笑んだ。

「くっ、只でさえ闇の水たまりエリア構築で魔力を全投入してその回復がまだな状況で召喚のカードを切った結果がこれなの!? 口惜しや…」

 後は砲台を気にしながらシコクの槍術を往なせばいいと言うシチュエーションが出来上がった。だがそれも簡単な事では無い。流石にフロウを追い詰めた一人だけあって持って居る槍と遠隔の槍とで攻め上げる巧の技にアーロゥは翻弄され何度もテレポートを使う状況に追い込まれた。そして敵にもテレポート後の身の処し方のあやふやさがバレ出していた。

「なるほど、さっき私の告死天使・極に対し取った行動は臨機応変な対応と言う物では無く偶然の産物だったみたいだね子猫ちゃん。フロウ軍の初陣として攻め上げられた事と言い、全く自分の不運さに泣けて来るよ」

「うぅ…」

「予測不能なのには変わりは無いが、それでも意図的にテレポート位置を変えられるんで無ければ試行回数さえ増やせば何処かで隙に付け入るチャンスが来るだろうし、極の天使に使った封印術? それもそろそろ…」

「それはどうかな」

 告死天使は封印されていない方の右の翼を突如現れたハイズにぶった切られてしまった。

きちょ生身シコク って矢の描写めっちゃまともやん! 決戦だけに表現の完成度も高いんか? 岩場とかも戦闘用の魔法空間が展開されているという設定でおk

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