第8話 黄色の鎗使い
2人は、村を出るとすぐ森に入った。そして、トウヤが、
「これ、迷ったパターンじゃね?」
ハルが、周りを見私ながら、
「そうかもな」
2人は、森の中をさまよっていると、戦闘の音が聞こえてくると、2人は、音がした方向にかけて行くと黄色い長い髪の身長は中学生ぐらいの女性の鎗使いが黒いフードを被ったGUCのメンバーと戦っていた。しかし、GUCのメンバーは、2人で戦っているようだった。ハルは、
「鎗使いの援護入るか?」
鎗使いは、片方を倒すももう1人が短剣を鎗使いに向けたその時、トウヤが
「これでも、喰らいな」
投剣魔法【レイラー・スロー】
トウヤの投げたナイフは、GUCのメンバーの短剣を持っている腕に直撃した。その隙に鎗使いの彼女は、鎗魔法【ショーター・インパクト】を放ち、もう1人のメンバーを倒した。ハルは、トウヤに対して、
「お前、投剣魔法なんて使えたんだな」
「最近、覚えたんだよ」
2人は、そんなことを話していると、鎗使いが、
「ありがとうごさいます」
「あぁ、お互い様だろ」
トウヤは、ナイフを腰にしまいながら聞いた、
「名前なんていうんだ?」
それに対し、鎗使いの彼女は、
「カランって言います」
「カラン、コロシアムシティってどこかわかる?」
トウヤは、道に迷っていたためカランに道を聞こうとした。カランは、
「私、コロシアムシティに住んでるから一緒に行こうか?」
ハルは、
「お願いします、俺たち道迷ったみたいなので」
トウヤとハルは、歩き出したカランの後ろについて歩いていった。しばらくすると、あるモンスターとあった。カランが、
「絶対に喋らないで」
と、トウヤとハルに聞こえる程度の声で話した。ハルが、
「なんでだよ?」
と、聞くと隣の木が動き始めた。トウヤとハルは驚きながら、カランに聞いた、
「こいつ、なんだよ?」
焦っている2人に対して、呆れた表情でカランは、
「こいつは、木に擬態しているモンスターなの、音に敏感で特に話し声に反応するのよ」
木のモンスターは、雄叫びながら3人に向かってきたが、カランは慣れた手つきで鎗魔法【ライトニング・ストライク】を放った。1撃目、2撃目を順調に当てるも3撃目を当てようとしたが、木のモンスターはそれを弾くともう片方の手でカランを弾いた。トウヤが剣魔法【フレイム・ストライク】を放とうとするがそれは、木のモンスターが放った守備魔法【アース・ガード】を放ち、【フレイム・ストライク】を止めてさらに、手でカランと同じようにトウヤを弾いた。カランは、ハルに、
「あいつの弱点は、鼻だからそこに魔法をぶち込め」
カランの、アドバイスを聞いたハルは、木のモンスターの鼻に向かって、
攻撃魔法【スター・ブラスター】
ハルの攻撃魔法は、木のモンスターの鼻に直撃した。木のモンスターが怯んでいる時に、トウヤが鼻めがけて剣魔法【フレイム・サーグリッド】を放った。そして、カランが、鼻に向かって、
4連撃 鎗魔法【サンダー・グングニル】
カランは、4連撃を鼻に全部当て、木のモンスターは倒れた。3人は、ハイタッチを交わした。3人は、歩いて行った。カランは、トウヤに、
「あんたも、アームバトロワに出るのか?」
「アームバトロワって何?」
トウヤは、カランに聞くと「嘘でしょ」みたいな顔で、
「あんた、そんなことも知らずにコロシアムシティに行こうとしていたの?」
「うん、初めて知った。」
カランは続けて、
「あんたも出なさいよ、アームバトロワ」
話に置いてかれているハルが、
「俺は出れないのか?」
コロシアムシティが見えてくると、カランはそれに対し、
「あんたは、武器魔法使えないでしょ、武器魔法使えないと出れないのよ」
ハルは、「マジで?」みたいな表情を浮かべながらまた歩き始めた。カランは、
「そういえば、あんたたちの名前聞いてなかった」
「俺は、トウヤでこっちがハル」
「よろしく」
3人は、コロシアムシティの目の前まで来ていた。カランが、
「トウヤ、あんたも出なさいアームバトロワ」
「あぁ、わかったよ」
カランは、そう言うと街の方へ走り去ってしまった。トウヤは、
「よし、俺達も行くか!」
2人は、まだ見ぬ街へ入っていった。