第3話 新たな村と噂
トウヤとハルの2人は村の宿屋に泊まり部屋で明日のことを話していた。
「ハル、明日どうする?」
「まぁ、村の武器屋とかよって行けばいい感じじゃね?」
「そうやな」
2人は明日の予定について話をしていると扉の外から「なぁ、なぁ、あの話聞いたか」という声が聞こえてきた。2人の男の人が話してるみたいだった。
「あー、あの話な」ともう片方が話すと相方が「村の東にある洞窟には強いモンスターがいてそれを倒すとレアアイテムがおちるらしい」と言った。
トウヤは、
「明日、その洞窟行ってみようぜ」とハルに言ったが、ハルは
「明日は、この村でポーションとか買い足そう」
とトウヤに言った。
「ハル、行こうぜ!」
「だから、行かないとは言ってないだろ。まだ、俺たちじゃ無理だよ」
ハルは、そして宿屋の部屋を出て行ってしまった。
「ハル、あいつ怒ってるのか?」
トウヤは疑問を抱きながら眠りに落ちた。
ーーーーー次の日ーーーーー
「ハル、おはようってそうだ昨日の夜、、、」
トウヤは、気づきそして、いつもの服に着替えて部屋を出た。その後、朝ご飯を済ませたトウヤは村の武器屋に向かって歩き始めた。武器屋に着いたトウヤは、扉を開けて中に入った。店主が「いらっしゃい」と言ってまた作業に戻った。トウヤは店主に「投げる用の短剣とかあったりするか?」
「あぁ、それなら」
と店主は店の奥に入っていった。しばらくすると、店主は3本でセットになっている短剣を持ってきて言った。
「これは、[スピーリーナイフ]って言って鋭さはあまりだが速さが出る。サブウェポンとしては軽くて使いやすいと思う。」
「店主さん、これ試し投げしてみてもいいか?」
「あぁ、問題ない」
トウヤは、武器屋の外に出て人型のマネキンに向かって投げた。マネキンの胸にしっかりとナイフは刺さっていた。武器屋の店主は、外に出てくると、
「あんた、ナイフの才能あるかもな」
「店主さん、俺はサブウェポンとして使いたいからナイフ使いはごめんだぜ」
「で、買うかい?」
「あぁ買うよ」
トウヤは、店主からスピーリーナイフを貰うと腰につけているカバンの右側に3本をつけると、
「ありがとうな」
「また、頼むぜ」
トウヤは、店を出ると日はちょうど真ん中になるところだった。トウヤは道にある出店のレッドサンドを買い、腹ごしらえしていた。
「これ、美味いな」と言いながら夢中で頬張っていた。その後、トウヤは道具屋に行きポーションなどを買い宿屋に戻ろうと方向を変えた時に後ろから「よっ!」と声をかけられた。
トウヤは、振り返るとハルがそこには居た。
「ハル、どこに行ってたんだよ」
「あー、武器屋行ったりしてたよ」
とハルは返し、そして
「なぁ、トウヤ勝負しないか?」
とハルはトウヤに行った続けて
「俺が勝ったら洞窟に行かない、トウヤお前が勝ったら洞窟に行こう。」
「ハル、その条件乗った!」
トウヤとハルは、村から出てすぐの草原で剣と杖を出して構えた。トウヤが
「勝負するのは、前したあれ以来か」
「トウヤ、そうだな」
2人の影が草原に映し出される中、
トウヤは、剣魔法単発突き技【フレイム・ストライク】を
ハルは、攻撃魔法の【フレイム・バースト】を打った。
2人の技がぶつかる!